2023年となった現在では、年代を問わず多くの方がスマホを利用しています。
さまざまな機能を有しているなかでも、スマホの基本的な知識として挙げられるのが「モバイルデータ通信」についてです。
そこで今回は、モバイルデータ通信とはどういったものかを説明し、オフにするとどうなるか、オフにするメリット・デメリットなどを紹介していきます。
iPhoneとAndroidのモバイルデータ通信をOFFにする方法も併せて解説していきますので、ぜひ参考にしてください。
機種 | iPhone16 | iPhone16 Plus | iPhone16 Pro | iPhone16 Pro Max |
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本体 | ||||
価格 | 146,000円~ | 166,200円~ | 188,660円~ | 233,000円~ |
特徴 | 6.1インチ 170g | 6.7インチ 199g | 6.3インチ 199g | 6.9インチ 227g |
詳細 | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
モバイルデータ通信とは
- モバイルデータ通信は携帯電話会社の回線
- 契約内容に応じた料金が必要となる
- Wi-Fiは無線通信でデータをやり取りする仕組み(規格)の一つ
モバイルデータ通信とは、スマホなどを提供している携帯電話会社が提供する回線にてインターネット通信を行うことです。
ガラケーではパケット通信と呼ばれていましたが、モバイルデータ通信も同じことを意味しています。
モバイルデータ通信を利用するためには、携帯電話会社の契約プランに応じた料金を支払う必要があります。
なお同じくインターネットに接続する仕組みに「Wi-Fi」がありますが、こちらはスマホやルーターを無線接続する規格の一つでモバイルデータ通信とは区別されます。
Wi-Fiを自宅などに導入する場合は料金が必要ですが、飲食店・カフェ・商業施設など無料の公衆Wi-Fiを利用できるスポットは多くあります。
モバイルデータ通信のオン・オフを切り替える方法(iPhone・android)
モバイルデータ通信のオン・オフは、スマホの設定から簡単に切り替える事が可能です。
iPhoneとAndroidスマホのモバイルデータ通信を切り替える方法について、それぞれ順に見ていきましょう。
iPhoneで切り替える方法
iPhoneのモバイルデータ通信を切り替える手順は下記の通りです。
- ホーム画面から設定を選択
- モバイルデータ通信を選択
- モバイルデータ通信を切り替える
(※全手順をみる場合は「全て表示」をクリック)
iPhoneでの設定はたったこれだけと非常に簡単です。
また、設定から行う以外にもコントロールセンターを表示すると、モバイルデータのアイコンがあります。
アイコンをタップすると色が消えますので、それでモバイルデータ通信のオフが完了です。
なお、モバイルデータ通信がオフにできなかった場合は、下記方法で「機能制限」を確認してみてください。
- iPhoneの「設定」から「一般」を選択
- 「機能制限」を選択し「パスコード」を入力
- 「変更の許可内のモバイル通信」を選択
- 「変更を許可」にチェック
モバイルデータ通信がオフにできない場合は、機能制限がかかっている場合があるのでぜひ確認してみましょう。
もしこの方法でも解決しない場合は、以下の基本的な対処法を試すのも一つの手です。
- iPhone本体を再起動する
- iPhoneのiOSが古いバージョンであれば最新のiOSにアップデートする
また、複数アプリを立ち上げ過ぎていることで何らかの影響が働いている可能性もあります。
キャッシュを削除したり、不要なアプリはこの際アンインストールしておきましょう。
Androidで切り替える方法
Androidの場合は下記の流れでモバイルデータ通信を切り替えます。
- 設定を開く
- 無線とネットワークのデータ使用量を選択する
- モバイルネットワークを選択する
- モバイルネットワーク設定で切り替える
(※全手順をみる場合は「全て表示」をクリック)
Androidの場合も、iPhoneと同様に方法は非常に簡単です。
なお画面上部のステータスバーにはモバイルデータ通信・Wi-Fiのアイコンが表示されており、タップする事で簡単に切り替えができます。
モバイルデータ通信をオフにするデメリット
- インターネットに接続できなくなる
- LTE通話ができない(対応機種のみ)
モバイルデータ通信をオフにすると携帯電話会社の回線でインターネットが利用できなくなります。
この状態ではWi-Fi環境下でなければインターネットに繋がらず、ネット環境が必要なアプリに関しても利用できません。
今ではインターネットに接続したうえで楽しむアプリが多くありますので、機能しなくなることを理解しておきましょう。
また、VoLTE(ボルテ)などに対応した機種はデータ通信で通話を行うため、Wi-Fi環境下では機能が制限される可能性もあるでしょう。
ただし、基本的にはインターネットに接続できなくなる事以外に大きなデメリットはありません。
LTE通話はできませんが通常の音声通話は可能ですし、ドコモ・au・ソフトバンクのキャリアメールも事前に設定を行えばWi-Fi環境下で送受信できます。
モバイルデータ通信をオフにするメリットとは
モバイルデータ通信をオフにすると、上記のようなメリットが発生します。それぞれ詳しく確認してみましょう。
データ通信量を節約できる
モバイルデータ通信をオフにするメリットとして、まず挙げられるのがデータ通信量を節約できることです。
Wi-Fi環境下ではいくらネットに繋いでも動画を視聴しても通信量に影響はありません。
しかしWi-Fi環境下ではない場合、モバイルデータ通信で操作をしていると通信量に負荷を与えます。
その結果、契約しているプランで使用できる通信容量を超えてしまい、速度制限がかかるのです。
- 携帯電話会社の回線を使わないためデータの無駄使いが防げる
- 音声通話やSMSは使用できる
モバイルデータ通信をオフにすると携帯電話会社が提供する回線を使わないため、データの無駄使いを防止できます。
なお、モバイルデータ通信をオフにしていても音声通話やSMSは機能していますので、連絡への対応は可能です。
LTE通話は制限されますが、スマホを利用するうえで重大なデメリットは発生しないといえます。
バッテリーの節約に繋がる
モバイルデータ通信をオフにすることで、データ容量だけでなくバッテリーの節約にも繋がります。
電波が悪い所に行った際、知らない間に充電が大幅に減っていたという経験がある人は多いのではないでしょうか。
その原因は、モバイルデータ通信をオンにしていることにあります。
例えば山や地下など電波の悪い場所にいる場合、モバイルデータ通信をオンにしていると電波を拾うためにスマホは検索をし続けます。
この電波を探す作業はバッテリーの消費に繋がる大きな原因です。
そのため電波が悪い場所や環境にいるときは、一時的にモバイルデータ通信をオフにしておくことで無駄なエネルギー消費を防げるわけです。
モバイルデータ通信に関する注意点
モバイルデータ通信を利用する際の注意点として、海外での使用が挙げられます。
海外では日本で使っているスマホは通信できませんが、5G・4G(LTE)などの電波による通信技術は同じです。
そのため、最近のスマホは海外でも現地のモバイルデータ通信を利用できることが多くなっています。
しかし、海外でモバイルデータ通信を行う際は別途定額サービスなどのプランを契約しておく必要があります。
契約もせずそのまま使っていると、多額の通信料を請求されてしまうのです。
場合によっては通信料金が数十万円に達することも決して珍しくないので、十分な注意が必要です。
海外でインターネットを使用するためのプランが各キャリアにて用意されていますので、事前にご確認ください。
また、海外に行く際は日本国内にいる間にモバイルデータ通信はオフにしておき現地のWi-Fiを利用し、さらに飛行機のなかでは機内モードをオンにしましょう。
機内モードをオンにすることで、スマホの通話や通信機能を使えないよう制限できます。
つまり、インターネットに接続しての通信ができなくなりますので、無駄にデータ容量を消費することがありません。
ただし、緊急連絡(110番や消防への連絡)のみは機内モードをオンにしていても使用できます。通話も問題なく行えますので安心してください。
モバイルデータ通信についてよくある質問
モバイルデータ通信について、よくある質問をまとめます。
それぞれ、みていきましょう。
Wi-Fiとモバイルデータ通信を上手く使い分けるには?
そのため、自宅内やよく行くカフェのWi-Fiを予めスマホに接続先として設定しておくことで、自宅やカフェではWi-Fi、外ではモバイルデータ通信に自動的に切り替わります。
上手く切り替わらない場合は、スマホの設定から「Wi-Fiを自動的にONにする」という項目を見つけてオンにしておきましょう。
モバイルデータ通信の使用量はどこで確認できる?
- ドコモ→My docomo(お客様サポート)
- au→My au(ウェブ)
- ソフトバンク→My SoftBank
- 楽天モバイル→My 楽天モバイルまたは楽天モバイル SIMアプリ
この他、格安SIMは専用のアプリから簡単にデータ容量を確認できる仕組みとなっていることが多いようです。
なおWi-Fiのデータ使用料はスマホの設定からネットワークとインターネット>Wi-Fi(Android)・モバイル通信>モバイルデータ通信(iPhone)の項目にアクセスすれば確認できます。
モバイルデータ通信のオフは簡単!節約にもなる
モバイルデータ通信は、携帯電話会社が提供する回線を使いインターネットに接続することです。
- モバイルデータ通信は携帯電話会社の回線
- 契約内容に応じた料金が必要となる
- Wi-Fiは無線通信でデータをやり取りする仕組み(規格)の一つ
モバイルデータ通信をオフにすると、Wi-Fi環境下でない場合はインターネットに接続ができなくなってしまいます。
一方で、モバイルデータ通信をオフにすることでデータ容量の消費を防ぐ、バッテリーが節約できるといったメリットが生まれます。
一般的な使い方であれば切り替えなくても問題はないかもしれませんが、海外に渡航する際などはデータ使用料が多くなるため注意が必要です。
渡航先ではWi-Fiの利用を心掛け、モバイルデータ通信はオフにしておきましょう。モバイルデータ通信の切り替えは簡単なので、誰でもすぐに行えます。
モバイルデータ通信とWi-Fiを使い分ければ、少ないデータ量でもスマホが快適に利用できるでしょう。