2021年3月にスタートしたauの新ブランドpovoは、2021年9月29日にpovo2.0へとアップグレードしました。
基本料0円のプランに好みのトッピングをしていくという他社にはないプランのため、気になっている方も多いでしょう。
そこで、本記事ではauからpovoへ乗り換える手順、事前準備と注意点をまとめてご紹介していきます。
※本記事は全て税込み表記となります。auの最新おすすめスマホ
auからpovoに乗り換えるデメリット
まずは、auからpovoに乗り換えるデメリットを解説していきます。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
契約手続きやサポートはオンラインのみ
povoはauのサブブランド的立ち位置のプランではありますが、契約手続きやサポートは全てオンラインでの対応になります。
対面でのサポートには対応していないので、手厚いサポートを求める方にはpovoはおすすめできません。
povoはサービスを簡略化する代わりに低価格を実現したプランなので、このデメリットは仕方ないといえます。
スマホのセット販売がない
povoのデメリットの一つとして、スマホのセット販売がないことも挙げられます。
auからpovoへ乗り換える際にスマホを購入する場合は、povo以外の販売店から購入する必要があるので十分注意しましょう。
auで購入したスマホならそのままpovoで利用できる場合が多いので、povoで使うスマホはauで購入するのがおすすめです。
国際ローミング非対応
auでは国際ローミングが利用できますが、2023年5月現在povoでは国際ローミングに非対応です。
そのため、auで国際ローミングを利用していた方がpovoに乗り換えるのは、慎重に検討した方が良いでしょう。
ただし、povoでは国際ローミングを今後提供予定とアナウンスしています。
提供開始時期は現時点では明らかになっていませんが、国際ローミングに対応すればpovoはさらに使い勝手の良いプランになりそうですね。
auからpovoに乗り換えるメリット
デメリットに続いて、auからpovoに乗り換えるメリットも見ていきましょう。
それぞれ詳しく解説していきます。
auと比較して料金が圧倒的に安い
povoの月額料金は、auと比較して圧倒的に安いのが最大のメリットです。
例えば、auの従量制プラン「スマホミニプラン 5G/4G」で3GB〜4GB使うと、割引なしでは月額6,215円もかかります。
対して、povoのデータトッピングは3GBなら990円、20GBなら2,700円とかなり安価です。
スマホ料金をなるべく抑えたいという方にpovoは最適なプランといえるでしょう。
自分の使い方に合わせてデータを購入(トッピング)できる
povoは自分の使い方に合わせてデータを購入(トッピング)できるため、他社プランに比べて自由度が極めて高いのも特徴です。
例えば「今月はあまりスマホを使わないから3GBだけ買う」「来月は旅行の予定があるから20GB買う」など状況によって購入するデータを自由に選択できます。
他社の料金プランではこういった使い方はできないため、この点はpovoだけの大きなメリットと言えるでしょう。
auの高品質な回線を引き続き使える
格安SIM(MVNO)は大手キャリアの回線を借りてサービスを提供しているので、回線の混雑時には通信品質が下がりやすいというデメリットがあります。
ですが、povoはauの自社回線をそのまま使用しているので、乗り換え後もauの高品質な通信が引き続き利用可能です。
スマホの月額料金を抑えたいけれど回線品質の低下が心配という方は、ぜひpovoへの乗り換えを検討してみてはいかがでしょうか。
auからpovoに乗り換える手順
ここでは、auからpovoに乗り換える手順について解説していきます。
auからpovoに乗り換える前の準備と、auからpovoに乗り換える手順をそれぞれ見ていきましょう。
auからpovoに乗り換える前の準備
まずはauからpovoに乗り換える際に事前準備するものを見ていきます。
auからpovoに乗り換えで必要なもの | |
---|---|
au ID | 現在auで使っているもの |
支払い情報 | クレジットカード ※auからpovoへの乗り換えでも必須 |
povoの対応端末 | SIMロック解除されたもの ※auからなら原則SIMロック解除不要 |
また、auからpovoへ乗り換えたいけどクレジットカードを持っていないという場合には、ペイディカードへの申込みがおすすめです。
ペイディカードについては、povo公式サイトでも詳しく紹介されているのでぜひチェックしてみてください。
auからpovoに乗り換える手順
続いて、auからpovoに乗り換える手順を見ていきましょう。
auからpovoへは、以下の手順で乗り換えることができます。
- povo公式ページにアクセスし、「お申し込みはこちら」ボタンを押す
- 「【4】auからpovo2.0へ変更」ボタンを押す
- お手続きフローを確認し「auからpovo2.0への変更手続き(WEB)」ボタンを押す
- 注意事項を確認・チェックし「申し込む」ボタンを押す
- povo2.0に切り替えるau IDでログインする
- 画面の案内に従って、ご契約者情報の入力や同意事項の確認を行う
- SIMの開通手続きを行う
- 必要であればデータ移行を行い、povoの利用を開始する
以上でauからpovoに乗り換える手順は完了になります。
auからpovoへの乗り換えでは本人確認がない分、新規契約や他社からの乗り換えよりも素早く手続きできるのが特徴です。
ただし、auからpovoへの乗り換えでもSIMの開通手続きは必要になるため、povo公式のSIMカード開通手続きページを参考に設定しましょう。
また、povoへ乗り換える際に機種変更した方は、新機種へのデータ移行も必要になります。
データ移行のやり方は機種によってまちまちなので、機種の説明書などを見ながら設定するようにしましょう。
auからpovoに乗り換える際の注意点
ここからは、auからpovoに乗り換える際の注意点を確認していきましょう。
注意点として特に確認しておきたい項目は以下の4つです。
キャリアメールを引き続き使う場合は申し込みが必要
povoではキャリアメールを提供していません。
そのため、auのキャリアメールをpovoでも引き続き使いたい方は、auが提供する「auメール持ち運び」サービスに申し込む必要があります。
こちらは有料サービスとなっており、利用するには1アドレスにつき月額330円かかるため注意しましょう。
またauメール持ち運びサービスへの申し込みはau解約後31日以内に行う必要があります。
期間を過ぎると申し込みができなくなるので、乗り換え後すぐに申し込むのがおすすめです。
家族割プラスの対象外になる
auからpovoに乗り換えると家族割プラスの対象外になり、さらにカウントもされなくなるので注意が必要です。
特に家族でauを契約している場合は、自分が家族割プラスの対象外になることで家族みんなの携帯料金が高くなる可能性も考えられます。
家族でauを契約している場合は、povoへ乗り換えるべきか否かよく検討するようにしましょう。
auで提供していた一部電話サービスが利用ができなくなる
auからpovoに乗り換えると、auで提供していた以下の電話サービスは利用できなくなります。
- 留守番電話
- 割込通話
- 三者通話
- 迷惑電話撃退サービス
- 待ちうた
- 着信転送
上記電話サービスを利用する機会が多い方は、povoに乗り換えるべきかどうかよく検討してください。
また、留守番電話に関しては利用できなくなるだけでなく、auのクラウドサービスに保存されているメッセージも消えるため注意が必要です。
auからpovoへ乗り換える際は、大事なメッセージなどは自分のスマホやSDカードに保存してから乗り換えることをおすすめします。
有料トッピングの購入等が180日間以上ないと利用停止の可能性がある
povoは基本料金0円のプランなので、やろうと思えばお金をかけずにスマホを維持することも不可能ではありません。
しかしpovoでは180日以上有料トッピングの購入がない場合、利用停止・契約解除の可能性があるため注意が必要です。
実際povo公式サイトには、180日間以上有料トッピングの購入等がない場合の利用停止・契約解除について記載があります。
即座に利用停止されるわけではないようですが、面倒なトラブルを避けるためにも必要最低限のトッピングは購入するようにしましょう。
auからpovoに乗り換えでよくある質問
最後に、auからpovoに乗り換えでよくある質問に回答していきます。
気になる項目がある方は、ぜひこちらもチェックしてみてください。
SIMカードはそのままで乗り換えられる?
povo申込時に物理SIMかeSIMを選ぶことができるので、お好みのSIMを選んで手続きしてください。
auからpovoにすぐ乗り換えるとブラックリスト入り?
ですが、通常利用の範囲でauからすぐpovoに乗り換えるなら、ブラックリスト入りすることはおそらくないと思われます。
ただし、auで特価スマホを購入→povoにすぐに乗り換え→180日間トッピング無しで利用、のように明らかに不審な動きをすれば警戒される可能性も。
auからpovoに短期間で乗り換える際は、通常利用を目的として乗り換えるようにしてください。
auからpovoに乗り換える際、月額料金は日割りになる?
タイミングを気にすることなく、安心して乗り換えを行ってください。
auからpovoへの乗り換えに違約金は発生する?
余分な料金はかからないので、安心して乗り換えを行いましょう。
auからpovoに乗り換えた際にデータは消える?
ただしau契約中にデータお預かりサービスを利用していた方は、auスマートパスへ加入しないと預けたデータが消えてしまいます。
povoを契約する前にデータをスマホ本体に移すか、auスマートパスへ加入するようにしましょう。
auからpovoに乗り換えたらauのキャリアメールは使えない?
ただし、auが提供している「auメール持ち運び」サービスを利用すれば、povoでもauのキャリアメールを継続して利用可能です。
サービス利用料として月額330円かかりますが、キャリアメールをpovoでも使いたい方はぜひ利用してみてください。
auからpovoへ乗り換えてスマホ料金をお得にしよう
本記事ではauからpovoへ乗り換える手順のほか、メリットやデメリット、注意点についても解説しました。
povoは基本料金0円のプランに自分好みのトッピングをしていくという他にはない新しいプランです。
オンラインでの操作に抵抗がなく、なおかつスマホ料金を抑えたい方には最適なプランといえるでしょう。
本記事で紹介した注意点もしっかりと確認して、お得なpovoへぜひ乗り換えてみてはいかがでしょうか。