「au 157」は、auが用意しているお客様センターで、契約内容の確認や変更、トラブルが起きた際の問い合わせなど、さまざまな用途で使える便利なサービスです。
auのユーザーであれば使う機会もあるので、電話番号だけでなく具体的にどういった内容の問い合わせができるのかも併せて理解しておきましょう。
今回の記事では、ユーザーの問い合わせに対応してくれるauの157について解説していきます。
更に、2022年に発生したKDDIの大規模通信障害を受け、通信障害が起きた時の解決役や予防法もお伝えします。
- auの157は通話料無料で使える
- auの携帯電話とそれ以外では掛ける電話番号が異なる
- auの157は契約内容の確認や各種変更手続きなどさまざまな目的で利用できる
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auの157は問い合わせセンター
「au 157」は、auが提供しているユーザー向けの問い合わせセンターです。
電話による問い合わせ窓口のことでさまざまな目的で利用することができます。
電話番号及び営業時間などについては以下をご覧ください。
au 157の概要 | |
---|---|
au携帯電話から | 局番なし157(無料) |
au以外の携帯電話/一般電話から | 0077−7−111 |
上記番号が利用できない場合 | 0120−977−033 |
営業時間 | 9:00~20:00(年中無休) |
音声ガイダンス | 24時間利用可能 |
auの携帯電話からであれば「157」と番号を入力するだけで問い合わせることができます。
それ以外の携帯電話から発信する場合は、電話番号が異なるので注意してください。
au 157の通話料は無料
au 157の通話料は無料です。
電話で問い合わせる際に通話料は気になるものですが、auのお客様センターであれば通話料無料なので、時間を気にせず確実に問題を解決できるでしょう。
157以外の電話番号で問い合わせる場合も通話料は無料です。
通話料の心配をせずに問い合わせができるのは便利ですよね。
音声ガイダンスとオペレーター対応の違い
auの157では、音声ガイダンスによる案内とオペレーターによる対応の2種類があります。
まず157に発信すると音声ガイダンスが流れ、案内に従って目的の番号を押していきます。
問い合わせ内容によっては音声ガイダンスのみでの案内で済ませることができ、それ以外の案内や手続きに関してはオペレーターに繋げられるという形になります。
また、営業時間についても音声ガイダンスは24時間年中無休で利用できますが、オペレーターの対応は9:00~20:00(年中無休)と決まっているので注意してください。
auの157でできること
ここからはauの157でできることを解説していきます。
- 月額料金やポイントの確認
- 契約内容の変更
- 操作・故障に関して
- 紛失・発見時の手続き
- auPAYについて
- それ以外のサービス(auPAYマーケット/auでんきなど)について
- 短縮番号サービスについて
上記のようにauの157を使えば、さまざまな確認や手続きが行えるようになっています。
わざわざショップに行く必要もなく、電話口で解決できることが多いので、積極的に活用していきましょう。
それでは、それぞれのサービスについて詳しくみていきます。
月額料金やポイントの確認
月額料金や貯まっているポイント、未払いの料金などの確認や支払い方法の変更、auかんたん決済に関する問い合わせができます。
料金やポイントに関して気になることがある人は、こちらの窓口を利用してみてください。
契約内容の変更
料金プランの変更やauスマートパスなどのサービスの受付・退会、UQmobileや他社への乗り換え、機種変更、住所変更など、さまざまな変更手続きについてはこちらの窓口を利用します。
auから他社へ乗り換える時や機種変更でも使うので、検討している方はチェックしておきましょう。
操作・故障に関して
スマホなどの操作や設定、Wi-Fiの接続といった使い方に関する問い合わせや、破損による故障といった内容に対応しています。
初めてのスマホで不明点などがある場合やスマホが壊れてしまった際に頼ってみてください。
紛失・発見時の手続き
スマホを紛失または発見した際に利用する窓口です。
紛失時には不正利用防止のため、スマホ回線の停止や携帯電話のロックといった手続きが可能です。
発見時は停止したスマホ回線の再開や携帯電話ロックの解除が行えます。
auPAYについて
auPAYクレジットカードやコード決済のauPAYアプリに関する問い合わせはこちらで行います。
カードの利用開始手続きやチャージ残高、ポイントの確認はもちろん、カードの紛失・発見時の手続きといったトラブルが起きた際にも利用します。
それ以外のサービス(auPAYマーケット/auでんきなど)について
auPAYマーケットやauでんき、auひかりといった他のサービスに関する問い合わせや、ここまでの内容に含まれないメニューの問い合わせをする際はこちらを利用します。
利用しているサービスに応じて問い合わせをしてみてください。
また、「問い合わせ内容がどれに該当するかよく分からない」という場合にも、こちらを頼ってみましょう。
短縮番号サービスについて
auの157では音声ガイダンスの案内に従って、目的の問い合わせ内容に応じて番号を順番に押していく仕組みになっていますが、頻繁に利用する機会のある内容については、案内を省略して問い合わせることができます。
- #11:月々の請求金額の照会
- #12:今月の通話料・通信料金の照会
- #13:auポイントの照会
- #15:未払い料金の照会
- #16:回線再開の手続き
- #20:ロック解除の手続き
- #27:auPAYプリペイドカードの残高照会
問い合わせ内容が上記に該当する場合は、便利な短縮番号サービスを利用してみてください。
auの通信障害は157で対処できる?
2022年に突如KDDIで通信障害が発生し、auユーザーは半日~数日ほど通信が繋がらないことがありました。
このように大規模な通信障害が発生した際、auの157での対処はできません。
そもそも電話が繋がらないという事態だったため、157にかけても繋がらなかった人が多いです。
そこで本記事では通信障害に関する下記の4つを解説します!
auで通信障害が発生した時の解決策
それでは、実際に通信障害が発生した時に通信・通話の解決策について紹介します。
- LINEのLINE Out Freeを使って電話をかける
- ポケットWiFiを利用する
- フリーWiFiスポットを利用する
LINEのLINE Out Freeを使って電話をかける
今回の大規模通信障害をきっかけに注目度が高まったLINEのサービス「LINE Out Free」。
これは、CMの動画を視聴することで固定電話や携帯電話番号に発信できる無料のサービスです。
1日に使える回数が限られていますが、非常事態にはもってこいのサービスといえます。
電話がつながらない緊急事態の際はLINEのアプリからLINE Out Freeを使ってみてください。
ただ、動画視聴はデータ通信が必要なため、WiFiを利用した環境下での使用をおすすめします。
ポケットWiFiを利用する
外出時にデータ通信が使えないと、地図アプリなども使えずふとした時に不便です。
しかし都市部を中心とした街中では、レンタルポケットWiFiも用意されています。
通信障害でデータ通信が使えないと分かった際は、応急処置としてポケットWiFiを確保しておきましょう。
ポケットWiFiはコンビニやキャリアショップでレンタルできる場合が多いです。
それ以外の方法として、違うキャリアを使用している友人や家族のテザリング利用もおすすめです。
フリーWiFiスポットを利用する
レンタルできるポケットWiFiも手元にない、という状況の場合、スタバなどのフリーWiFiを使いましょう。
利用するには何かしらの設定が必要な場合もありますが、以前接続したことのある場所ならすぐ繋がります。
スタバやコンビニなどフリースポットが多くあるので、日頃から近場のスポットを抑えておくといいでしょう。
しかし、事前の設定ができていないとWiFiに繋げられない場合もあるので気をつけてください。
auで通信障害が発生しても影響がない予防策
今後も通信障害が発生する可能性は十分あります。
今回の反省も踏まえ、大規模通信障害に対応できる予防策を準備しておきましょう。
- デュアルSIM対応に変更する
- デュアルSIM非対応の場合はサブ回線のカードを持っておく
- QR読み取りやチケットは予めスクリーンショットを撮っておく
デュアルSIM対応に変更する
今回の大規模通信障害を機に需要も増え始めているのが「デュアルSIM」です。
名前の通り、1台のスマホにSIMを2つ利用することを指しています。
auユーザーはauのSIMと、KDDI回線ではないキャリア(ドコモなど)のSIMを利用することになります。
異なるキャリアのSIMを同時に契約できるので、片方は通話・片方はデータ通信など分けて利用もできます。
つまりauのSIMで通信障害が発生しても、片方のSIMに利用を切り替えれば、何も問題はないのです。
電話やネット通信も問題なく使うことができます。
ただしこの場合、もう一方のSIM利用が一時的に集中するので、プランの内容は知っておきましょう。
通話使い放題でない場合は通話料が発生しますし、データ通信も容量が少ないとすぐに制限になる可能性があります。
デュアルSIM非対応の場合はサブ回線のカードを持っておく
先述のデュアルSIMは使っているスマホが非対応の場合、利用できません。
その場合はサブ回線としてKDDIとは別通信のキャリアのSIMカードを持っておきましょう。
外出時ももしもの場合に備え持ち歩いていれば、通信障害時にカードを差し替えて利用できます。
サブ回線を利用するにはスマホのSIMロックが解除されている必要があります。
近年はどのキャリアでもSIMロック解除は対応しているので、事前に確認して解除しておきましょう。
それほど使わないサブ回線はLINEMOなど格安プランがおすすめです。
サブ回線を選ぶ際は、KDDIの通信を使っていないキャリアにします。
楽天モバイルなどの格安SIMも、エリアによってはKDDI通信を利用しているケースもあります。
自分の生活圏で使っている通信圏を確認したうえで、サブ回線も用意してみてください。
QR読み取りやチケットは予めスクリーンショットを撮っておく
近年のデジタル化の加速により、映画やコンサートのイベント入場時はデジタルチケットが主流になっています。
これはサイトやメールにあるQRコードやバーコード読み取りで使えるものです。
しかし通信障害になると入場前になってチケットを取れない、という最悪の事態も考えられます。
こういったイベントの入場券は予めスクリーンショットを撮ったり、番号のメモを取るなどしておきましょう。
今回の通信障害時も主催者側の対策としてスクショOKの対応があったため、この予防策は有効です。
通信障害が起こると影響のある機能
外出時に通信障害が起きても、影響のある機能を知っておけば焦る必要もありません。
今回は特に知っておきたい、もしもの時に影響のある・ない機能を紹介します。
- Suicaなど交通ICサービスは利用できる
- 残高不足でチャージする際はデータ通信以外の方法も
- 時刻表アプリは使えない可能性大
Suicaなど交通ICサービスは利用できる
Suicaなどの交通ICサービスをスマホで利用している人にとって、改札をでれないのはマズい状況です。
しかし安心してください。
交通ICサービスは残高が足りている状況であれば、通信障害時でも改札を通過できます。
もちろんコンビニなどの支払いにも使えるので、出先でも一安心できますね。
残高不足でチャージする際はデータ通信以外の方法も
交通ICサービスの残高が不足している場合でも焦る必要はありません。
通常であればデータ通信を使ってスマホ内に登録したクレカでチャージをします。
通信障害時は、現金でチャージができる券売機やコンビニ・セブン銀行のATMがあります。
スマホ内チャージができなくても現金を持ち合わせていれば残高不足も解消できます。
時刻表アプリは使えない可能性大
電車の乗り換えに便利な時刻表アプリは、電車の遅れ状況もすぐに知ることができます。
データ通信を必要としたアプリなので、時刻表アプリのチェックはできなくなります。
駅にいる場合は駅に掲示された時刻表を確認することで対処できます。
そうでない場合は、自宅などのWiFi環境下で調べた後、念のためスクショを撮っておくと安心です。
通信障害の復旧を確認する方法
通信障害時は回線によって復旧のタイミングが変わる場合もあります。
そのため、自分の回線が復旧したか随時確認してみましょう。
- 機内モードをオンにする
- 機内モードをオフにする
- 再起動させる
- 回線電波検索により復旧したか確認
機内モードをオン・オフの切り替えを行うことで、一度回線が切れて再検索されます。
その際にauの通信に繋がれば、回線の復旧が完了したことになります。
調子が悪い場合は、機内モードをオフにした後に再起動も行ってみてください。
回線が繋がってしばらく経っても障害が起きなければ、復旧完了です!
auの157についてよくある質問
ここでは、auの157に関するよくある質問をまとめました。
今回の内容で疑問点や不明点などがあった方はこちらから解決してみてください。
auの157以外で問い合わせる方法はある?
ただし、契約内容によっては手続きができないこともあるので注意してください。
auの157に電話したが繋がらなかった
My auアプリを利用すると、混雑時の待ち時間が確認できるので参考にしてみてください。
auの157からスマホの新規申し込みはできる?
音声ガイダンスで押す番号を間違えてしまった
auの157は固定電話からでも利用できる?
また、アナログ契約のダイヤル回線からは自動音声サービスの利用ができないので注意してください。
困った時はauの157を利用しよう!
- auの157はユーザー向けの問い合わせセンター
- オペレーターの対応は9:00〜20:00までなので注意
- auの携帯からは「157」、それ以外からは「0077-7-111」または「0120-977-033」
- どの電話からかけても通話料は無料
auのお客様センター「157」について解説していきました。
通話料無料で利用状況の確認や各種手続き、トラブルの対応など、さまざまな使い方ができるので、auをご利用の方はぜひ一度ご確認ください。
何か困ったことが起きた際は、auの157を利用して問題を解決してみましょう!