自分で撮影した写真を壁紙にしたいけれど、写真が拡大されてしまってうまく表示されなかったりずれてしまうなど、上手に設定できずに困った経験はありませんか?
今回は歴代のiPhoneの壁紙サイズをまとめて比較し、もし設定が上手にできない時の詳しい対処法と合わせて、おすすめのリサイズアプリもご紹介します。
歴代iPhoneの壁紙サイズをまとめて比較してみよう
毎日見るホーム画面やロック画面。いつも目に入る画面だけに、自分好みの壁紙を設定して見るたびに癒されたり元気をもらったりしたいですよね。
自分で撮影した写真を壁紙に設定してみたら、拡大されて大事な部分が切れてしまったり、画像が中央からずれておかしな表示になったことはありませんか?
それは撮影した写真のサイズが利用しているiPhoneの壁紙サイズと合っていなかったからかもしれません。
iPhoneの壁紙は機種によってディスプレイサイズが異なるため、壁紙のサイズにも違いがあります。
特にiPhone X以降の機種ではホームボタンが廃止されたため、壁紙を画面いっぱいに表示できるようになりました。
まずは歴代iPhoneの壁紙サイズとアスペクト比を比較してみましょう。
機種 | 壁紙サイズ(px) | アスペクト比 |
---|---|---|
iPhone13 Pro Max | 2778 x 1284 | 19.5:9 |
iPhone13 Pro | 2532 x 1170 | 19.5:9 |
iPhone13 mini | 2340 x 1080 | 19.5:9 |
iPhone13 | 2532 x 1170 | 19.5:9 |
iPhone12 Pro Max | 2778 x 1284 | 19.5:9 |
iPhone12 Pro | 2532 x 1170 | 19.5:9 |
iPhone12 mini | 2340 x 1080 | 19.5:9 |
iPhone12 | 2532 x 1170 | 19.5:9 |
iPhone SE(第2世代) | 1334 x 750 | 16:9 |
iPhone 11 Pro Max | 2688 x 1242 | 19.5:9 |
iPhone 11 Pro | 2436 x 1125 | 19.5:9 |
iPhone 11 | 1792 x 828 | 19.5:9 |
iPhone XS MAX | 2688 x 1242 | 19.5:9 |
iPhone XS | 2436 x 1125 | 19.5:9 |
iPhone XR | 1792 x 828 | 19.5:9 |
iPhone X | 2436 x 1125 | 19.5:9 |
iPhone 8 Plus | 1920 x 1080 | 16:9 |
iPhone 8 | 1334 x 750 | 16:9 |
iPhone 7 Plus | 1920 x 1080 | 16:9 |
iPhone 7 | 1334 x 750 | 16:9 |
iPhone 6s Plus | 1920 x 1080 | 16:9 |
iPhone 6s | 1334 x 750 | 16:9 |
iPhone 6 Plus | 1920 x 1080 | 16:9 |
iPhone 6 | 1334 x 750 | 16:9 |
iPhone 5s | 1136 x 640 | 16:9 |
iPhone 5c | 1136 x 640 | 16:9 |
iPhone 5 | 1136 x 640 | 16:9 |
iPhone 4s | 960 x 640 | 3:2 |
iPhone 4 | 960 x 640 | 3:2 |
アスペクト比とは、画面の幅と高さの数値比率のことです。
表示させる写真の幅と高さの数値比率であるアスペクト比が利用しているiPhoneと合っていないと、壁紙に設定した時にそのまま表示できず切れてしまいます。
iPhone 4までは「3:2」、iPhone5からiPhone8までが「16:9」、iPhoneSE(第2世代)を除くiPhone X以降の機種ではアスペクト比は「19.5:9」と変化してきています。
もし自分で撮影した写真をそのまま壁紙にしたい場合は、利用しているiPhoneの壁紙サイズとアスペクト比にカメラを設定して写真を撮る必要があるのです。
iPhoneの壁紙を好きな写真に変更する方法【基本】
まずは撮影した写真をiPhoneの壁紙に設定してみましょう。
- ホーム画面から「設定」を選択
- 「壁紙」を選択
- 「壁紙を選択」を選択
- 希望の画像が入っているフォルダーを選択
- 希望の画像を選択
- 「設定」を選択
- 設定したい画面(ロック中の画面、ホーム画面、両方)を選択し、設定完了
壁紙の設定が上手にできない時の詳しい対処法
もし壁紙の設定が上手にできていなかった場合は、対処法に沿って設定の変更や写真のリサイズを行いましょう。
壁紙の設定が上手にできない場合の主な対処法は以下の通りです。
- 視差効果を減らす
- スクリーンショットでリサイズする
- アプリでリサイズする
それぞれの対処法について詳しく紹介します。
壁紙の視差効果を減らすかオフにしてみる
もし壁紙サイズとアスペクト比を確認して壁紙を設定しても、やはり拡大して設定される場合は「視差効果」を減らすかオフにしてみましょう。
視差効果(Parallax Effect)とは画面内に奥行きを表現するためにiOS7より導入された機能で、iPhoneを傾けたりすると壁紙も動いたり拡大される動きのことです。
撮影した写真を壁紙に設定する場合は視差効果をオフにすることで静止画として表示することができます。
また、視差効果はアニメーションやエフェクトで動きをつけるためバッテリーの消費が大きく、オフにすることで負担を少なくすることもできるのです。
視差効果を減らす設定は「iPhone全体」と「壁紙のみ」の2つの設定方法があります。
ただしiPhone全体の視差効果をオフにするとスワイプした際などの動きが単調になってしまうため、好みによって使い分けましょう。
iPhone全体の視差効果を減らす方法
- ホーム画面から「設定」を選択
- 「アクシビリティ」を選択
- 「動作」を選択
- 「視差効果を減らす」の設定を切り換える
壁紙のみの視差効果を減らす方法
「静止画」・「視差効果」はロック画面とホーム画面で個別に設定可能です。
- ホーム画面から「設定」を選択
- 「壁紙」を選択
- 「壁紙を選択」をタップ
- 画面下部真ん中に表示されるアイコンをタップする
※壁紙のみの視差効果を減らす設定はiPhone全体の視差効果を減らす設定がオフになっている場合のみ設定することができます。
スクリーンショットを使って壁紙サイズを変える方法(iPhone X 以降の場合)
写真や画像が画面サイズに合わない場合も、スクリーンショットを利用すれば壁紙サイズに変更することができます。
スクリーンショットは「写真」アプリ内に保存されます。
- 壁紙にしたい画像を開く
- サイドボタンと音量を上げるボタンを同時に押し、すぐに両方のボタンを放す
- スクリーンショットのサムネールがiPhoneの左下隅に表示されるので左にスワイプする
iPhone8以前の古い機種を使っている場合は、ホームボタンと電源ボタンの同時押しでスクリーンショットが可能です。
iPhoneに入っている写真アプリで編集する方法
iPhoneにもともと入っている写真アプリを使えば、画像を回転させたりトリミングをしたり、アスペクト比を変更することも可能です。
- 「写真アプリ」から壁紙に設定したい画像を開く
- 右上の「編集」をタップする
- 横向きの画像を縦向きに変更する場合は「画像の向きをかえるマーク」をタップして変更する。
- トリミングをする場合は「トリミング・回転ボタン」をタップ
- アスペクト比を変更する場合は「トリミング・回転ボタン」⇒右下にある「トリミング比率ボタン」をタップして変更する。
- 最後に右下のチェックマークを選択して、編集した画像を保存。
- アスペクト比とは、画面の幅と高さの数値比率のこと
- iPhone 4までは「3:2」、iPhone5からiPhone8・iPhoneSE(第2世代)が「16:9」、iPhone X以降の機種ではアスペクト比は「19.5:9」
- 壁紙の設定が上手にできない時は、「視差効果を減らす」、「スクリーンショットでリサイズする」、「アプリでリサイズする」の3通りがある
- ベゼルレスを採用したことによって、従来のiPhoneよりiPhone X以降の機種はディスプレイが縦長に見える
使い方簡単!おすすめのリサイズアプリ
難しい操作が苦手な方は、リサイズに特化したアプリを利用すればもっと簡単に希望サイズに変更することができます。
壁紙作成専用アプリなら、リサイズ時に余白が発生しても壁紙で補ってくれる機能や、写真を複数枚使ってライブ壁紙を作る機能もあって便利です。
ぜひお気に入りのリサイズアプリを見付けて利用してみましょう。
カメラで撮影した画像をそのまま 壁紙サイズに加工できる。
「カメラで撮影した画像をそのまま 壁紙サイズに加工できる。」は文章のようですがこれがアプリ名。
その名のとおり、簡単に写真を壁紙に設定できるアプリです。
壁紙にしたい写真・使用しているスマホの機種・視差効果・背景の4つの項目を選択していくだけで好みの壁紙が設定できます。
余白が発生しても壁紙を選択して補ってもらえるので横向きの写真を壁紙にしたい時にも便利です。
シンプルな操作で簡単にできるので、難しい操作が苦手な人におすすめ。
intoLive―ライブ壁紙作成
「intoLive―ライブ壁紙作成」は、動く待ち受け画面を作ることができるアプリ。
お気に入りのビデオやGIFをライブフォトに変換してライブ壁紙が作れます。
写真を複数枚(無料バージョンでは5枚まで可能)使ってライブ壁紙を作れば、壁紙にする写真を1枚に絞らなくても良いので複数の写真を壁紙にしたい人におすすめ。
背景色や背景パターン、フィルター機能など機能が充実しているので、きっとまわりに自慢したくなる壁紙が作成できます。
「TikTok」で簡単に動くダイナミック壁紙が作れる
写真を壁紙にするのはできそうだけれど、「ダイナミック壁紙」や「ライブ壁紙」などの動く壁紙を作るのは難しそうと思っていませんか?
ショートムービーアプリ「TikTok」を普段から利用しているなら、「TikTok」で簡単にダイナミック壁紙を作成できますよ。
動画をアップロードして、メニューから「ダイナミック壁紙」を選択するだけで動く壁紙を作成することができるのでとっても便利。
友達と撮影した動画や子供・ペットの動画をダイナミック壁紙にして楽しんでみましょう。
プライバシーが気になる方は、自分が投稿した動画をシェアせずに保存(カギマークをタップして非公開にする)すれば安心です。
- TikTokの動画から壁紙にしたいものを選ぶ
- 「シェア」アイコンをタップ
- 「ダイナミック壁紙」をタップ
- 「ダイナミック壁紙に変換中…」のメッセージが消えるまで待つ
- 変換終了後に自動的にカメラロールに保存されます
「ダークモード」にも対応
iPhoneでは、iOS13から「ダークモード」という機能が利用できるようになりました。
「ダークモード」は通常のライトモードから黒を基調とした配色に変更することで、暗いところでも画面がまぶしくならないように配慮する機能です。
ダークモードに対応した壁紙以外でも、「壁紙」の設定画面から「ダークモードで壁紙を暗くする」をオンにすれば利用できます。
目が疲れにくくなり省エネ対策にもなるので、ぜひ利用してみましょう。
iPhoneの壁紙サイズをチェックしてお気に入りの壁紙を作ろう
利用しているiPhoneの壁紙サイズをチェックしてお気に入りの写真を壁紙に設定すれば、自分らしいカラーにiPhoneをカスタマイズすることが可能です。
更に毎日何度もiPhoneを見るたびに好きな写真やお気に入りの画像が目入るので、自然と癒されたり、元気を貰ったりすることができますよ。
ハッピーな気分で毎日を過ごすために、iPhoneの壁紙をお気に入りの写真に設定してみませんか?