2021年8月10日、総務省は同年10月1日以降に発売された携帯電話へのSIMロックを原則禁止としました。
ドコモで販売中のスマホは、条件を満たせば旧機種もSIMロック解除済みで購入できます。
本記事では、ドコモのスマホのSIMロック解除について詳しく解説。
- ドコモでSIMロック解除するための条件
- SIMロック解除が必要になる状況
- ドコモのSIMロック解除手数料、など
また、SIMロック解除する際の注意点やデメリットもまとめます。
もしSIMロック解除が面倒な人は、SIMフリー端末への買い替えもおすすめです。
例えば「ReYuuストア」なら全商品保証付きで、サイト上にSIMロック解除の有無の表示もあり安心です。
機種 | 容量 | 価格 | 割引適用時 |
---|---|---|---|
iPhone16 | 128GB | 145,200円 | 55,440円 |
256GB | 172,810円 | 65,890円 | |
512GB | 211,640円 | 86,240円 | |
ドコモ公式サイトを見る | |||
iPhone16 Plus | 128GB | 168,410円 | 62,810円 |
256GB | 190,080円 | 75,240円 | |
512GB | 231,000円 | 96,360円 | |
ドコモ公式サイトを見る | |||
iPhone16 Pro | 128GB | 192,830円 | 77,990円 |
256GB | 218,790円 | 90,750円 | |
512GB | 255,090円 | 120,450円 | |
1TB | 291,830円 | 147,950円 | |
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iPhone16 Pro Max | 256GB | 236,940円 | 100,980円 |
512GB | 273,680円 | 135,080円 | |
1TB | 299,310円 | 154,110円 | |
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ドコモでの「SIMロック原則禁止」の取扱い
総務省の発表があり、2021年10月1日以降に発売された携帯電話へのSIMロックは原則禁止になりました。
SIMロックが設定されていないスマホは「SIMフリー」と呼ばれ、携帯電話会社を自由に選ぶことができます。
まずはSIMロックとは何なのか、ドコモが本件をどのように取り扱っているのかを確認しましょう。
SIMロックとは
SIMロックとは、他社回線のSIMカードを入れても動作しないよう、携帯電話の本体をロックする設定のことです。
例えばドコモで購入した携帯電話にSIMロックがかかっていると、ドコモ以外の回線のSIMカードを入れても圏外になってしまいます。
SIMロックは2015年に解除対応が義務付けられたので、端末を購入したキャリアに申し込めば、解除することができます。
新しい機種はSIMロック自体が原則禁止なので、購入時点でSIMロックが解除されているスマホも少なくありません。
ドコモでのSIMロックの取扱い
ドコモで2021年8月27日以降発売の機種には、もともとSIMロックがかかっていません。
それ以前に発売した機種にはSIMロックがかかっていますが、以下の条件を満たせば解除済みの状態で購入できます。
- 機種を一括払いで購入した場合
- 回線または一括請求の代表回線で、ドコモの支払方法をクレジットカードに設定した場合
- 機種を一括払いで購入した場合
- 対象のプログラムを適用し、機種代金の分割支払方法をクレジットカードに設定した場合
クレジットカードはドコモ指定の種類で、さらに契約者本人名義の必要があります。
SIMロックのかかったスマホを購入済みの場合も、条件を満たしていれば解除手続きが可能です。
2024年現在、ドコモで使える機種変更クーポンやオンライン限定クーポンでスマホや携帯が割引になるのをご存知でしょうか。 ...
ドコモでSIMロック解除するための条件
ドコモで購入したスマホをSIMロック解除する条件は、以下の2つです。
- ネットワーク利用制限、おまかせロックなどの各種ロックがかかっていないこと
- 以下のいずれかを満たしていること
・購入後100日経過している
・過去にその回線でSIMロック解除を行ったことがあり、受付から100日経過している
・一括払いで購入 or 分割払いで分割支払金・分割払金の精算が完了している
・当該回線(解約済含む)または一括請求の代表回線において、クレジットカード支払に設定している
クレジットカードはドコモ指定の種類で、さらに契約者本人の名義である必要があります。
スマホを一括払いで購入した場合や、支払方法にクレジットカードを設定している場合はすぐにSIMロック解除ができます。
それ以外の場合でも購入後100日経過すれば条件を満たすので、難しくはありません。
ネットワーク利用制限やおまかせロックは、料金の未払いがある場合や犯罪利用・盗難などが疑われる場合にかかるものです。
ドコモで購入した端末を使っている以上、各種ロックの有無については基本的に気にする必要はありません。
ドコモ端末のSIMロック解除手数料
ドコモ端末のSIMロック解除は、Web(My docomo)・電話・実店舗(ドコモショップ/d garden)で申し込みできます。
Webを利用すればいつでも手数料無料で手続きできるうえ、来店不要なのでおすすめです。
Webでの具体的な申し込み方法は後述するので、そちらをご確認ください。
なお、2011年4月〜2015年4月発売の機種については実店舗のみでの受付となり、3,300円の手数料が必要です。
電話の場合は、契約者本人の購入履歴があるドコモ端末だけが対象となります。
ドコモ回線契約中の場合
【ドコモ回線契約中】SIMロック解除手数料 (2015年5月以降の機種) | Web (My docomo) | 電話 | 実店舗 |
---|---|---|---|
ドコモ スマートフォン ドコモ タブレット ドコモ ケータイ(spモード) ドコモ らくらくホン(spモード) ドコモらくらくスマートフォン スマートフォン for ジュニア キッズケータイ F-03J キッズケータイ SH-03M | 無料 | 3,300円 | 3,300円※ |
iPhone、iPad | 無料 | 3,300円 | 3,300円※ |
ドコモ ケータイ(iモード) ドコモ らくらくホン(iモード) ドコモ キッズ・ジュニア (スマートフォン for ジュニア、キッズケータイ F-03J、キッズケータイ SH-03Mを除く) | — | — | 無料 |
データ通信製品(データカード・Wi-Fiルータ) | — | — | 無料 |
※機種購入と同時に購入端末のSIMロックを解除する場合、所定の条件を満たしていれば手数料は無料になります。
ドコモ回線解約済の場合
【ドコモ回線解約済】SIMロック解除手数料 (2015年5月以降の機種) | Web (My docomo) | 電話 | 実店舗 |
---|---|---|---|
ドコモ スマートフォン ドコモ タブレット ドコモ ケータイ(spモード) ドコモ らくらくホン(spモード) ドコモらくらくスマートフォン スマートフォン for ジュニア キッズケータイ F-03J キッズケータイ SH-03M | 無料 | — | 3,300円 |
iPhone、iPad | 無料 | — | 3,300円 |
ドコモ ケータイ(iモード) ドコモ らくらくホン(iモード) ドコモ キッズ・ジュニア (スマートフォン for ジュニア、キッズケータイ F-03J、キッズケータイ SH-03Mを除く) | — | — | 無料 |
データ通信製品(データカード・Wi-Fiルータ) | — | — | 無料 |
ドコモでSIMロック解除が必要になる状況
SIMロック解除をすれば、ドコモで購入したスマホに他社のSIMカードを入れて利用することが可能になります。
- 機種変更なしでau・ソフトバンク・楽天モバイルへ乗り換える場合
- 機種変更なしでドコモ回線以外の格安SIM(MVNO)へ乗り換える場合
- 海外旅行先で現地のSIMカードを使いたい場合
- スマホを売却・譲渡したい場合
ドコモで購入したスマホをそのまま利用して他キャリアや格安SIMへ乗り換えるとき、SIMロック解除が必要な場合があります。
なお、ドコモ回線を利用している格安SIMはSIMロック解除が不要になるので覚えておきましょう。
- mineo
- y.u mobile
- IIJmio
- BIGLOBEモバイル
- QTモバイル
- エキサイトモバイル
- イオンモバイル
- LIBMO
ドコモを使い続ける場合や、ドコモが提供する新料金プランのahamoに乗り換える場合にもSIMロック解除は不要です。
一度解除したSIMロックを再度設定することはできないので、デメリットや注意点も確認して慎重に検討しましょう。
他回線への乗り換えや、スマホの売却・譲渡を考えている場合には、後述するSIMロック解除方法をご確認ください。
ドコモでSIMロック解除するデメリット
結論から言えば、基本的にSIMロック解除によるデメリットはなく、ペナルティを課せられることもありません。
Web(My docomo)から手続きすれば、手間もかからず手数料も無料です。
SIMロック解除をすると格安SIMの選択肢も広がりますし、海外旅行の際に現地のSIMカードを利用することもできます。
ただし、基本的にSIMロック解除後に発生した問題はユーザーの自己責任となるので、次に紹介する注意点も確認しましょう。
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ドコモでSIMロック解除する際の注意点
ドコモはSIMロック解除を考えているユーザーに向けて、いくつか注意すべきことを呼びかけています。
ここではSIMロックを解除する前に確認しておきたい注意点を解説します。
端末内のデータが失われる場合がある
ドコモはSIMロック解除に伴うデータの変化・消失について、一切の責任を負わないとしています。
SIMロックを解除する前に重要なデータは必ずバックアップを取り、万が一端末内から消えても問題ないように備えましょう。
さらに端末を売却などで手放す場合は、おサイフケータイ等のデータが悪用されないよう入念な管理が必要です。
他社のSIMカードは動作保証されない
ドコモは自社で販売する端末について、他社のSIMカードでの動作確認・動作保証は原則していません。
SIMロックを解除する前に必ず端末の対応周波数(バンド)を確認して、他社のSIMとの相性を調べましょう。
乗り換え先のSIMに必要な対応周波数を備えていない場合、通信速度が遅くなったり通信可能なエリアが狭まったりする恐れがあります。
iPhoneは国内キャリアのほとんどに対応していますが、Androidは販売キャリアごとに対応周波数が違う場合が多いです。
ドコモ解約後は故障修理時に代替機を借りられない
ドコモで購入したスマホの故障修理は、SIMロック解除後にも受付してもらえます。
しかしドコモの回線契約がない場合には、スマホの修理中に使う代替機を借りることができません。
また、ドコモを契約中に借りられる代替機はSIMロック解除されていない端末なので、覚えておきましょう。
ドコモのスマホをSIMロック解除する手順
ドコモのスマホをSIMロック解除する手順を確認していきましょう。
本記事では、Web(My docomo)を利用した方法を解説します。
ドコモでSIMロック解除手続きに必要なもの
- SIMロックを解除予定の端末
- 端末の製造番号(IMEI)
- (ドコモのモバイル回線経由の場合)ネットワーク暗証番号
- (ドコモのモバイル回線以外経由の場合)dアカウント
ドコモのモバイル回線でアクセスした場合に必要な「4桁のネットワーク暗証番号」は、ドコモ契約時にユーザー側で設定する4桁の数字です。
忘れてしまった場合には、ドコモショップに本人確認書類を持参するか、ドコモインフォメーションセンターに問い合わせましょう。
「My docomo」からのSIMロック解除手続き手順
2023年6月現在、「My docomo」からは以下の流れでSIMロック解除手続きに進むことができます。
「My docomo」でのSIMロック解除は基本的にいつでも可能ですが、メンテナンス中は手続きできないので注意しましょう。
- 「My docomo」にログイン
- 画面右上の虫眼鏡マークから「SIMロック解除」で検索
- 「SIMロック解除」内の「お手続きする」を選択
- 画面の案内を読み、必要事項の入力や注意事項の確認を進める
SIMフリー端末を購入できる中古スマホショップ
SIMロック解除ができなかったり面倒だったりした場合は、SIMフリー端末へ買い替えるのも選択肢の1つです。
とくにスマホの初期費用を安く抑えたい人におすすめなのが、中古スマホショップです。
少し前のiPhoneやandroid機種はもちろん、最新モデルの中古スマホなどの取り扱いもあります。
人気の中古スマホショップなら、機種の状態や傷の有無もオンラインで確認できるため安心です。
中古のスマホ動作に不安をおぼえる方もいますが、保証やサポートも充実しています。
例えば「ReYuuストア」なら全商品保証付きで、購入後の初期不良にも対応してくれる安心感があります。
SIMフリー端末の中には未使用品の取り扱いもあるため、お得に機種を購入することも可能です。
ドコモのスマホをSIMロック解除してお得に乗りかえよう
ドコモで購入したスマホのSIMロック解除は、条件さえ満たせばネットから無料で手続きできます。
本記事で紹介した内容を参考に、SIMロックを解除して自由な乗り換えを実現しましょう。