高額なスマホを購入する場合、機種変更で「スマホおかえしプログラム」を利用したい人も多いのではないのでしょうか。
ドコモの最新5Gスマホや最新4G機種にはスマホおかえしプログラムの対象が多くあるので、知っておいて損はありません。
- 最大で機種代金の3分の1が免除
- 2年目以降にスマホを返却する必要がある
- スマホの状態によっては22,000円費用がかかる
おすすめ5G/4Gスマホの購入シュミレーションをもとに「スマホおかえしプログラム」は必要か不要の判断ポイントを徹底解説します。
スマホおかえしプログラムを含むドコモの機種変更がお得になるキャンペーンまとめもあるので、是非チェックしてみてください。
機種 | 容量 | 価格 | 割引適用時 |
---|---|---|---|
iPhone16 | 128GB | 145,200円 | 55,440円 |
256GB | 172,810円 | 65,890円 | |
512GB | 211,640円 | 86,240円 | |
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iPhone16 Plus | 128GB | 168,410円 | 62,810円 |
256GB | 190,080円 | 75,240円 | |
512GB | 231,000円 | 96,360円 | |
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iPhone16 Pro | 128GB | 192,830円 | 77,990円 |
256GB | 218,790円 | 90,750円 | |
512GB | 255,090円 | 120,450円 | |
1TB | 291,830円 | 147,950円 | |
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iPhone16 Pro Max | 256GB | 236,940円 | 100,980円 |
512GB | 273,680円 | 135,080円 | |
1TB | 299,310円 | 154,110円 | |
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ドコモのスマホおかえしプログラムとは
ドコモの「スマホおかえしプログラム」は、36回の分割払いで購入された対象機種をドコモへ返却すると、最大12回分支払いが不要となるプログラムです。
- スマホを返却すると最大12回分の支払いが不要になるプログラム
- 条件は36回払いで対象機種を購入することと、スマホを返却すること
- ハイエンドスマホを購入するときに役立つ
プログラムが適用される端末は限定されていますが対象の機種も多く、高価格のスマホではほぼすべて適用されています。
新料金プラン開始に伴い、これまで利用されてきた「月々サポート」「端末購入サポート」の代わりとして導入されたもので、最大で機種代金の3分の1が免除されます。
一括購入は対象外となるなどいくつかの適用条件はあるものの、年々高額になっていくハイエンドスマホを購入するのに役立つプログラムとなっています。
スマホおかえしプログラムの適用条件
スマホおかえしプログラム | |
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概要 | 対象機種でプログラムを利用すると分割支払金(最大12回分)の支払いが不要となる |
条件 | ①対象機種を36回分割払いで購入、かつプログラムに加入 ②プログラム加入後にドコモにスマホを返却する |
対象機種 | ・iPhone:10機種(容量違い含む) ・Android:28機種 ※ドコモHP掲載分 |
注意点 | ・dポイントクラブもしくはドコモビジネスプレミアクラブ会員に加入していること ・「ご購入における不備・不正が無い」などの条件を満たす必要がある ・対象機種に故障、水濡れ、著しい外観破損および画面割れが無いなどの査定基準を満たす必要がある ・査定条件を満たしておらず、かつプログラムを利用したい場合は別途22,000円の支払いが必要 |
スマホおかえしプログラムには、「対象のスマホを36回分割支払いで購入」と「スマホを返却する」という2つの利用条件があります。
対象機種以外や一括購入ではプログラムは利用できず、一括購入の難しい価格のスマホを購入する際にのみ利用できるようになっています。
プログラム加入には別途費用は発生しないので、36回払いでスマホを購入する方は対象機種ならとりあえず入っておいて損はないでしょう。
ドコモ スマホおかえしプログラムの詳細 | |
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プログラム内容 | 36回の分割払いで購入された対象機種を当社にご返却いただいた場合に、分割支払金(最大12回分)のお支払いが不要となるプログラム |
費用 | 無料 |
適用条件 | ・対象のスマホを36回分割支払いで購入する ・スマホを返却する |
対象名義 | 個人名義/法人名義 |
プログラム加入方法 | ドコモショップ、ドコモ取扱い店舗、ドコモオンラインショップで申込む |
プログラム利用受付 | ドコモショップ、ドコモ取扱い店舗 |
利用可能期間 | 対象機種のご購入月の翌月を1か月目として、ご購入から35か月目の月末まで |
類似するauやソフトバンクの端末購入プログラムでは最大半額になりますが、プラン加入や月額利用料金、そしてプログラム利用での機種変更が条件となっています。
それに比べればドコモのスマホおかえしプログラムは最大3分の1の免除と割引額は少ないものの、全体的に良心的で使い勝手の良いプログラムと言えるでしょう。
スマホおかえしプログラムの対象機種
スマホおかえしプログラムの対象機種は2021年11月から更新されていません。
というのも、それ以降の対象機種は「いつでもカエドキプログラム」を適用できるためです。
スマホおかえしプログラムの対象機種には、iPhone 12や2020年から2021年のAndroid5G対応機種にほぼ全て対応しています。
大体3万円前後くらいから対象外となることが多いので、安くてお得に機種変更をしたい方は、5万円程度の機種を買うのがおすすめです。
対象機種はドコモ公式オンラインショップで分かりやすく記載されているため、確認をしましょう。
- ドコモの利用料1,000円に付き10%還元
- 最大10万円のケータイ補償などメリットが豊富
- 1枚無料で発行できる家族カードがお得
- 全国・ハワイの空港ラウンジが無料
- マツモトキヨシなどでポイント最大4%還元
スマホおかえしプログラムの注意点
最新機種でも最大で機種代金の3分の1が免除され、お得に購入できるスマホおかえしプログラムですが、利用にはいくつかの注意点が存在します。
スマホおかえしプログラムを利用するまえに、注意点をよく理解しておきましょう。
スマホは返却するので手元に残らない
まず、スマホおかえしプログラムを利用するとドコモへスマホを返却することになるので手元に残りません。
そのためこれまでの買い替え時には利用できていた下取りサービスも利用できないので注意しましょう。
もし古いいスマホを手元に残しておきたいと思った場合には、機種代金全額を支払えば返却する必要はありませんが、それでは定価で購入したのと同じです。
スマホおかえしプログラムを最大限利用するためには24ヶ月目に返却する必要があり、利用期間を延ばすほど免除される金額が減って損することを覚えておきましょう。
スマホおかえしプログラムを利用してお得に機種変更し続けるには、今後は2年毎にどんどん新しい機種に変更し続けるということになるのです。
ネットからプログラム利用する場合は郵送して査定
2022年8月までは、ネットからの申し込み時には実店舗での査定が必要でした。
しかし現在は郵送での機種の返却と送付先での査定が可能になっています。
郵送で返却の場合は、契約者住所へ本人限定受取郵便で送付キットが届きます。
契約者本人がキットを受取り、そこに返却する機種を入れて指定センターに送付するだけです。
万が一受付不可品となると返却を受けられないので、指定センターから機種が返送されます。
受付不可品の場合は違約金として支払い不要となる分割支払金を払わなければいけないので注意してください。
- 対象機種が当社の指定する正規店で購入されたものであり、ご購入における不備・不正がないこと。
- ご返却時における対象機種分割支払金の未払い、回線契約にかかる料金そのほかの当社に対する債務(当社がその債権を第三者に譲渡した債務を含みます。)の弁済を現に怠り、または怠るおそれがないこと。
- 対象機種に記録されているメモリ・データが消去できること(一切のデータは加入者ご自身の責任で消去していただきます)。
- 対象機種を改造していないこと。
- 加入者が対象機種の所有権を有していること。
- 以下の査定条件を満たし、査定が完了すること。
故障や破損があると故障時利用料が必要となる
2つ目の注意点は、返却時に査定が行われ、場合によっては支払い料金が発生する点です。
スマホおかえしプログラムの査定条件にはこのように記載されています。
対象機種に故障、水濡れ、著しい外観破損および画面割れがないこと、そのほか当社指定の査定基準を満たしていること(店頭で確認をさせていただきますので、電池パックを装着した状態でお持ちください)。
査定時に故障や破損が認められると22,000円の故障時利用料(ケータイ補償サービスにご加入の場合は2,200円)が必要となります。
スマホの画面をよく割ってしまう方や紛失しやすい方は、必ず購入時にケータイ補償サービスへの加入を行いましょう。
ただ故障時利用料が22,000円かかるかもしれないとはいえ、スマホおかえしプログラムは割引額が少ない機種には利用できない仕組みとなっています。
もし故障時利用料が発生するとしても早めに返却すればトータルでは損しないようになっているので、安心して加入しましょう。
購入時にdポイントを利用しても損しないように改正
以前はスマホおかえしプログラムを利用する際にdポイントやクーポンを利用して機種購入すると、ポイントも消滅して損をする仕組みでした。
利用したdポイントやクーポンを36回分の支払いに均等に分割していたため、支払い免除になった期間に充てられるはずだったポイント分が消滅していたのです。
しかし、2019年9月5日からはポイント充当方法が変更になり、新方式では先にポイントやクーポン分の金額を月々の支払に充当し使い切るまで相殺されます。
以前は購入時の注意点としてよくこの問題が挙げられていましたが、現在では改正によって安心してスマホおかえしプログラムを利用できるようになっています。
ドコモ回線契約無しの本体のみ購入でも利用可能に
これまでスマホおかえしプログラムを利用するには、ドコモ回線を契約していることが前提でした。
しかし現在は、ドコモユーザー以外でもスマホおかえしプログラムを利用することが可能です。
ドコモオンラインショップの、カートに入れるボタンの下に「機種だけ購入(白ロム)の場合はこちら」というリンクから購入すると、端末単体での購入が可能です。
ただし、端末単体で購入する場合は支払い方法が口座振替またはdカードとなり、ドコモユーザー向けのケータイ補償サービスへの加入はできないので気を付けましょう。
また、スマホおかえしプログラムを利用するにはdポイントクラブの加入が条件となるため、dポイントクラブへの申し込みがない場合は受付できません。
ドコモ公式オンラインショップで機種変更を自分でする手順もあるので、初めてオンラインショップを利用する方は必ずチェックしておいてください。
スマホおかえしプログラムは必要か不要か
- スマホを分割支払いで購入する人
- 2年周期でスマホを機種変更する人
- ドコモを解約する予定がない人
- スマホをよく故障させてしまう人
- スマホ代を一括で支払いたい人
- そもそも安い機種を購入する場合は対象が多い
スマホおかえしプログラムの詳細や注意を吟味したうえで、プログラムが必要か不要かの判断をするポイントをおさらいしてみましょう。
スマホおかえしプログラムが必要となるのは、ハイエンドスマホを2年毎に分割払いで買い替え続けるタイプの方です。
スマホおかえしプログラムを利用する場合は、返却が必要になるためスマホを購入するのではなくお得にレンタルすると考えるのがぴったりです。
ドコモの販売する5G対応スマホはハイエンド中心となっているため、5G対応スマホの購入を検討している方にも必要でしょう。
もちろん購入後もスマホを故障させずに丁寧に扱い、万が一のことを考えてケータイ補償サービスにも加入することが大切です。
逆に、スマホおかえしプログラムが不要といえるのは、コスパの良いスマホを一括払いで購入し、壊れるまで使うタイプの方です。
長期利用するタイプの方は、いくらスマホおかえしプログラムがお得とはいえ買い替えしないのでメリットは無く不要でしょう。
- スマホを返却すると最大12回分の支払いが不要になるのでハイエンドスマホを購入するときに役立つ
- 対象機種は2021年11月以降更新されていない
- 条件は36回払いで対象機種を購入することと、スマホを返却すること
- 返却時に故障や破損がある場合は支払い料金が発生する
- スマホの返却が必須なので、購入するというよりお得にレンタルすると考えよう
- 最大で機種代金の3分の1が免除なので、機種代金が高いほうがお得
- 長く使うとお得度が少なくなり、そのまま返却しないと定価購入と同じ
- スマホを長く壊れるまで使う人にはおすすめできない
スマホおかえしプログラム適応シミュレーション
もしスマホおかえしプログラムを利用してスマホを購入すると、実際の自己負担額はいくらくらいになるのでしょうか。
現在ドコモオンラインショップで販売されているスマホおかえしプログラム対象機種の中から、おすすめの2機種でシュミレーションしてみましょう。
例えば5G対応スマホ「Xperia 1 III」と「arrows NX9」の自己負担額と月額料金はどうなるでしょうか。
購入時の自己負担額と月額のシュミレーション
現在利用できるキャンペーンや割引を利用して、2機種に機種変更した場合のシュミレーションはこのようになります。
詳細 | Xpeia 1 III SO-51B | arrrows NX9 F-52A |
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販売価格 ドコモオンラインショップ | 154,440円 | 76,032円 |
オンラインショップ限定 機種購入割引 | × | -25,300円 |
スマホおかえしプログラム 適用時の負担額 | 102,960円 (4,290円×24回) | 33,824円 (1,409円×24回) |
24ヶ月目に返却時した場合 | -51,480円 | ‐16,908円 |
公式ショップ | >ショップで見る | >ショップで見る |
「arrows NX9」の場合は「オンラインショップ限定 機種購入割引」で25,300円分を割引適用できます。
大容量のデータ通信が日常となる5Gスマホの場合は5G料金プランへの変更が必要となるため、分割支払金を含めた月額料金も見てみましょう。
詳細 | Xpeia 1 III SO-51B | arrrows NX9 F-52A |
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料金プラン (5Gギガホプレミア) | 無制限 7,315円 | 無制限 7,315円 |
みんなドコモ割 (家族3人以上の場合) | ‐1,100円 | ‐1,100円 |
ドコモ光セット割 (ドコモ光回線契約) | ‐1,100円 | ‐1,100円 |
dカードお支払い割 | -187円 | -187円 |
分割支払金 | 4,290円 | 1,409円 |
合計 | 9,218円 | 6,337円 |
公式ショップ | >ショップで見る | >ショップで見る |
機種代金が10万円近い機種の場合は料金プラン込みで月1万円程度になるとイメージしておくとよいでしょう。
ドコモのスマホおかえしプログラムでお得に5Gスマホを購入
分割支払いが終了する時期に近づくと「新しいスマホに変えたいな」と思い始める方も多いでしょう。
スマホおかえしプログラムは2022年発売のiPhoneやAndroidには適用できませんが、数年前発売のハイエンド機種をゲットしたい人にぴったりです。
スマホおかえしプログラム | |
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概要 | 対象機種でプログラムを利用すると分割支払金(最大12回分)の支払いが不要となる |
条件 | ①対象機種を36回分割払いで購入、かつプログラムに加入 ②プログラム加入後にドコモにスマホを返却する |
対象機種 | ・iPhone:10機種(容量違い含む) ・Android:28機種 ※ドコモHP掲載分 |
注意点 | ・dポイントクラブもしくはドコモビジネスプレミアクラブ会員に加入していること ・「ご購入における不備・不正が無い」などの条件を満たす必要がある ・対象機種に故障、水濡れ、著しい外観破損および画面割れが無いなどの査定基準を満たす必要がある ・査定条件を満たしておらず、かつプログラムを利用したい場合は別途22,000円の支払いが必要 |
最大12回分の分割支払金が不要になるので、少しでも機種変更や乗り換えをお得にして気になるスマホを手に入れてみましょう。