いつ起こるかわからない自然災害、いざというときにはスマホがとても役に立つのをご存知でしょうか。
そこで本記事では、災害時に強い携帯キャリアの紹介、通話やネットにつながらない理由と対処法について解説していきます。
本記事に目を通しておけば、災害時にスマホでどんなことができるのかがわかりますので、ぜひ参考にしてみてください。
機種 | iPhone16 | iPhone16 Plus | iPhone16 Pro | iPhone16 Pro Max |
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本体 | ||||
価格 | 146,000円~ | 166,200円~ | 188,660円~ | 233,000円~ |
特徴 | 6.1インチ 170g | 6.7インチ 199g | 6.3インチ 199g | 6.9インチ 227g |
詳細 | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
災害時に強い携帯キャリアは?
災害時に強い携帯キャリアを語る前に、何を持って災害時に強いとするのか定める必要があります。
災害時にきちんと通話やネットなどが利用できるか、災害時に利用できるサービスが充実しているかなど、その基準は様々だと思います。
結論から先に述べてしまうと、au・ドコモ・ソフトバンクの3大キャリアであれば、どの携帯キャリアも災害時に強いです。
3大キャリアは、災害時のサービスが充実していることはもちろん、2011年3月の東日本大震災以降、災害時の対策を積極的に進めています。
もちろん東日本大震災以前にも災害に対する対策は進めていましたが、当時の設備では対処が難しい場面もあり、各キャリアは甚大な被害を受けました。
これを教訓とし、各キャリアは新たな災害対策を進めています。そのため、災害時にも通話やネットを安定して行える環境が3大キャリアには整いつつあります。
そのため、災害時に強い携帯キャリアを選ぶならau・ドコモ・ソフトバンクの3大キャリアから選択しておけば安心です。
災害時にスマホがつながりにくい理由と対処法
災害時にスマホがつながりにくい理由と対処法について解説していきます。
災害時にスマホがつながりにくくなる理由
災害時にスマホがつながりにくくなる理由としては、以下のような点が考えられます。
- 災害により基地局やケーブルが破壊、または停電により電波が止まることでつながりにくくなるため
- 災害時に連絡を取ろうと回線を利用する人が増え、結果回線の混雑が起きるため
- キャリアが回線混雑防止のために通信データ量を規制してつながりにくくするため
災害時にもっともつながりにくくなるのは音声通話で、スマホやガラケーからだけでなく、固定電話からの音声通話もつながりにくくなります。
災害時には家族や知り合いの安否確認をしようと、大勢の方が音声通話を利用する傾向にあるため、回線が混雑しやすく、結果つながりにくくなってしまうのです。
また、キャリアが回線混雑防止の為、一般の通信データ量を規制する場合もあります。
これは、消防車や救急車、警察へ通報するための回線を確保するために施される対策となっています。
緊急の通報がつながらなくなるのは、場合によっては命に関わることなので、災害時に通信に規制がかかるのは仕方ないと言えるでしょう。
災害時にスマホがつながりにくい時の対処法
災害時には音声通話はつながりにくくなりますが、ネット回線は比較的繋がりやすい傾向にあります。
そのため、知り合いや家族への安否確認や報告などは、インターネット上のサービスやSNSなどを活用すると良いでしょう。
また、災害時に店舗や役所などで開放される無料Wi-Fiスポットもあります。通信データ量が気になるという方は、利用してみてください。
災害時にスマホでできること
スマホは、災害時の情報収集や被災者の安否確認をする際にもとても役に立ちます。
災害情報を集める際や被災者の安否確認をする際は、ここで紹介するサービスを上手に活用してみてください。
- 災害用伝言板
- 災害用伝言板(web171)
- 災害用音声お届けサービス
- 災害用伝言ダイヤル(171)
- 緊急速報メール
もちろん上記サービスは全てスマホで利用できるので、必ず確認しておくようにしましょう。
災害用伝言板
災害用伝言板とは、震度6以上の地震のような大規模災害発生時に30分を目安に設置される、災害時のみ利用できるインターネット上の掲示板です。
携帯電話番号で登録をして、自分が無事であることを書き込んでおくことで、安否を確認したい相手はその電話番号で検索し、書き込みを確認できるというものになります。
もちろん事前の登録は不要で、au・ドコモ・ソフトバンクの各キャリアで利用することが可能です。
各キャリアの公式ホームページの災害用伝言板から登録・確認することができますので、災害時に慌てることのないよう、利用方法など事前に確認しておきましょう。
災害時には通話はつながりにくくなりますが、ネットは比較的安定して使える傾向にあるので、まずはこちらを利用してみてください。
また、基本的に災害用伝言板は災害時にしか利用することができませんが、いざというときの備えとして、各携帯キャリアともに体験サービスを用意しています。
各携帯キャリアの災害用伝言板サービスページで体験できるので、きちんと利用できるか不安だという方は、一度体験してみるのも良いでしょう。
災害用伝言板(web171)
au・ドコモ・ソフトバンクの3大キャリアを契約していないという方は、キャリア提供の災害用伝言板は使えません。
そのため、NTT東日本及びNTT西日本が提供している災害用伝言板(web171)を利用してください。
基本的なシステムと利用の仕方はキャリアのものと同じで、NTT東日本、またはNTT西日本の公式ホームページのトップからアクセスすることができます。
公式サイトでは、利用方法を動画でも解説しているので、いざというときに慌てないように確認しておくようにしましょう。
また、災害用伝言板(web171)もキャリア提供のものと同じく、毎月1日、15日、防災週間などには体験利用することができます。
気になるという方は、一度災害用伝言板(web171)を体験利用してみるのも良いでしょう。
災害用音声お届けサービス
災害用音声お届けサービスは、au・ドコモ・ソフトバンクの3大キャリアが提供している災害時専用のサービスです。
災害用伝言板と同じく、震度6弱以上の大規模災害の際に設置され、パケット通信によって音声メッセージを相手に届ける事ができます。
災害時に混雑しやすい音声通信ではなく、パケット通信を利用するため、混雑を気にせず確実に相手にメッセージを届けることが可能です。
音声メッセージの登録・再生は、キャリア提供の災害用アプリから行います。詳しくはご自身が契約しているキャリアの公式ホームページをチェックしてみましょう。
なお、災害用音声お届けサービスは、3キャリアともに2022年3月31日をもって提供を終了します。
2022年3月31日以降は災害用伝言板や、次に紹介する災害用伝言ダイヤル(171)を利用してください。
災害用伝言ダイヤル(171)
災害用伝言ダイヤル(171)は、災害用音声お届けサービスと同じで、パケット通信によって音声メッセージを届けることができるサービスです。
本サービスも災害時にのみ設置されるサービスなので、平常時は利用できません。
NTT東日本、及びNTT西日本の公式ホームページで詳細を確認できるので、まずはそちらを確認してみると良いでしょう。
利用はとても簡単で、お持ちのスマホや携帯電話で「171」をダイヤルするだけです。自動音声メッセージが流れるので、案内にしたがって登録、または再生してください。
契約キャリア関係なくどなたでも利用できるサービスなので、3大キャリア以外を契約している方はこちらを利用しましょう。
緊急速報メール
緊急速報メールとは、気象庁が配信する「緊急地震速報」や「津波警報」などの緊急性の高い速報をキャリアがブロードキャスト(同報)配信するサービスです。
各省庁や地方公共団体が配信する「災害・避難情報」なども、回線の混雑の影響を受けずに受け取ることができるので、迅速な避難につなげることができます。
特に避難中などは、情報を仕入れている余裕がないということもありえますので、スマホに情報が配信されるのはとてもありがたいです。
被災時には、被害状況はもちろん避難所や支援などに関するさまざまな情報を得ることが非常に重要です。
とはいえ、ローカルな情報はテレビの報道では中々報道されません。そんなときはTwitterがとても役に立つのをご存知でしょうか。
Twitterでは、災害による被害状況などがリアルタイムで流れてきており、今現在のリアルな情報を知るにはうってつけのツールです。
被害状況を知りたい場合には、被害を受けている地域の名前で検索すれば現在の被害状況を知ることができます。
反対に自分が被害状況を発信したい場合には「#○○市災害」のハッシュタグを付けてツイートすることで、被害状況を周りに知らせることが可能です。
また、災害情報を発信している公式アカウントをフォローすることで災害情報を入手するのも効果的です。
首相官邸や消防庁のアカウントは災害情報を、防衛省のアカウントは災害活動情報を発信しているので、必要であればフォローしておくと良いでしょう。
他にも自分が住んでいる自治体のアカウントや報道機関のアカウントをフォローしておけば現地の情報も入手できます。
スマホは災害時にも役立つ便利なツール!
本記事では、災害時に強いキャリアからスマホがつながりにくい理由と対処法に加え、災害時にスマホでできることを紹介してきました。
スマホさえあれば、災害時に安否を知らせることも情報を仕入れることも容易にできます。
災害などないに超したことはありませんが、日本は災害の多い国であり、特に最近ではゲリラ豪雨による被害が多くなっており油断はできません。
そのため、本記事で紹介した災害時に役立つサービスを今一度確認して、いざというときのために備えておくようにしましょう。