ドコモから発行されているdカード/dカード GOLDには、MasterCardとVISAの2つの国際ブランドがあります。
国際ブランドがMasterCardのdカード/dカード GOLDとVISAのdカード/dカード GOLDは、それぞれどのような違いがあるのでしょうか?
今回はdカード/dカード GOLDで利用できるMastercardとVISAのメリット・デメリットやおすすめしたい特徴について分けて解説していきます。
新規申し込み時に国際ブランドを選ぶので、どちらを選ぶかこの機会に検討してみてくださいね。
項目 | |||
---|---|---|---|
カード名 | dカード | dカード GOLD | dカード PLATINUM |
年会費 | 永年無料 | 11,000円(税込) | 29,700円(税込) |
還元率 | 1% | 1% ドコモ料金:10% | 1% ドコモ料金:10% |
ケータイ補償 | 購入後1年間1万円 | 購入後3年間10万円 | 購入後3年間10万円 |
入会特典 | 最大2,000P | 最大5,000P | 最大30,000P |
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dカードの国際ブランドを比較
- 使える店舗
- 世界シェア率
- 海外事情
- Apple Pay
- NFC決済
- キャンペーン
さっそくdカード/dカード GOLDで利用できる国際ブランドについて比較していきましょう。
どのブランドでも同じなのでは?と思ってしまいますが、実は国際ブランドによって利用できる店舗が異なります。
使える店舗
MastercardとVISAを比較するときに気になるのが、どちらがより多くの店舗で使えるのかという所です。
滞在中の店舗先でクレジットカードが使えない事態を回避するために、できるだけ幅広い店舗で使えるブランドを選びたいですよね。
日本国内の店舗でいうと、VISA/Mastercardそれぞれ使える店舗数に差はありません。
店舗でカード利用を導入するクレジットカード発行会社が、VISAとMasterCardの2つの国際ブランドを同時に導入しているからです。
細かく比較するなら若干Mastercardの方が多いですが、それでも数百店舗程度の違いです。
海外の店舗もほぼ一緒であるため、店舗数的にどちらの国際ブランドが優れているかは気にしなくて良いポイントでしょう。
世界シェア率
続いてチェックしておきたいのは、世界シェア率です。
このシェア率が高いほど全世界で多くの人が利用していることを表します。
決済関連のデータをアップロードしているニルソンレポートによると、シェア率は以下のようになっています。
- VISAの世界シェア率は55.52%
- Mastercardの世界シェア率は26.27%
- その他の世界シェア率は18.21%
VISAとMastercardで、世界シェア率は1位と2位を占めていることがわかります。
クレジットカードのなかでも特にこの2つのブランドの人気が高いのは、世界シェア率が高いからですね。
近年はVISAのシェア率がじわじわと伸びているため、今後はVISAのシェア率が更に伸びる可能性もあるでしょう。
ただし、VISA/Mastercardそれぞれでシェア率が集中している地域があります。
海外旅行や出張が多い場合は、どの地域でシェア率が高いか確認しておきましょう。
世界シェア率-MasterCardの海外事情
Mastercardはヨーロッパ圏に強いブランドです。
Mastercardの世界シェア率のほとんどがヨーロッパ圏と言っていいほど加盟店が多いのが特徴です。
その分、ヨーロッパではVISA加盟店が非常に少ないです。
その特徴からヨーロッパ圏に旅行や赴任で良く出向かうという場合は、VISAよりもMastercardがおすすめです。
世界シェア率-VISAの海外事情
一方で、VISAはアメリカ圏に強いブランドとされています。
アメリカ圏に限らず、ヨーロッパ圏以外の地域であればVISA加盟店が世界中に多いです。
VISA1つを持っていれば、ヨーロッパ圏以外の旅行なら問題なくお買い物を楽しんでいただけます。
Apple Pay
dカード/dカード GOLDはドコモが提供する電子マネーサービス「iD」に対応しています。
そのためiPhoneのApple PayやAndroidのおサイフケータイに追加することが可能です。
一度登録しておくと、カードを携帯していなくてもiPhone/Apple WatchやAndroid端末をタッチ決済端末にかざすだけで決済ができます。
更にサインや暗証番号を入力する必要がないので、電子マネーサービスはおすすめの活用方法ですよ。
ただし注意しておきたいのが、iPhoneのApple Payの場合、MastercardとVISAでは利用できるシーンが変わってくることです。
iDを利用するシーンは以下のような場合が考えられます。
- 街の店舗で使う
- オンライン決済
- アプリの購入・課金
- Suicaチャージ
- 海外の店舗で使う
Mastercardであれば、上記の全てのシーンでApple Payを利用することができます。
ただし注意したいのがVISAの場合です。VISAの場合、上記のシーンで利用できるのは「街で使う」のみになります。
Suicaチャージの場合はApple Payのアプリ経由ではなく、「Suicaアプリ」からであれば登録したdカード/dカード GOLDでの支払いが可能です。
しかし、Apple PayでSuicaの使用や支払いも一括管理している場合は少々手間がかかってしまいます。
Apple Payを活用する機会が多い方には、Mastercardがおすすめです。
NFC決済
NFC決済とはかざすだけで決済ができる、非接触決済サービスのことを指します。Apple Payやおサイフケータイなどもこれに含まれますね。
ドコモが展開しているiDに対してNFC決済は世界規格なので、世界中の加盟店で利用できるところがポイントです。
Apple Payについては先ほど解説しましたが、dカード/dカード GOLDはカード本体をかざすことでも決済が可能です。
そしてこのカード本体をかざすだけで決済できるサービスが使えるのは、国際ブランドはVISAのdカード/dカード GOLDのみです。
Apple Payなどを利用すればMasterCardでもタッチ決済は可能ですが、クレジットカード本体でタッチ決済を行いたい場合はVISAを選びましょう。
カード類を持ち歩きたくない方はモバイル端末で利用できるMastercard、充電や通信のリスクを考えてカードを持ち歩く方はVISAがおすすめです。
キャンペーン
ドコモのキャンペーンには、dカード/dカード GOLDに向けたものも数多く存在します。
MastercardとVISAは違う形態のカードなので、どちらかじゃないと参加できないキャンペーンがありそうですよね。
2022年1月現在、dカード/dカード GOLDではVISA限定・MasterCard限定のキャンペーンが1つ開催されています。
VISA会員限定キャンペーン
- キャンペーン期間:2021年12月1日(水)0:00 ~ 2022年1月31日(月)23:59
- キャンペーン期間中にWebエントリーの上、合計15万円以上利用すると、抽選で利用金額の50%分がdポイント還元される
- 当選人数:1,000名
- ポイント進呈時期:3月下旬ごろ
- 注意点1:ドコモの携帯料金や年会費等は利用料金に含みません
- 注意点2:進呈ポイントの上限は100,000ポイントです
- 注意点3:家族カードの申し込みは別でエントリーが必要です
Mastercard会員限定キャンペーン
- キャンペーン期間:2021年12月1日(水)0:00 ~ 2022年1月31日(月)23:59
- キャンペーン期間中にWebエントリーの上、合計15万円以上利用すると、抽選で利用金額の50%分がdポイント還元される
- 当選人数:500名
- ポイント進呈時期:3月下旬ごろ
- 注意点1:ドコモの携帯料金や年会費等は利用料金に含みません
- 注意点2:進呈ポイントの上限は100,000ポイントです
- 注意点3:家族カードの申し込みは別でエントリーが必要です
過去にも何度かVISA限定またはMastercard限定のキャンペーンが展開されています。
そのため国際ブランドを選ぶ際、念のため開催しているキャンペーンをチェックするのも良いでしょう。
また、Apple Pay利用によるポイント還元キャンペーンは、これまでに何度か行われています。
MastercardはほとんどのシーンでApple Payを使用できるので、このキャンペーンに関してはMastercardの方が強いです。
- 世界シェア1位はVISA、世界シェア2位はMastercard
- Mastercardはヨーロッパ圏に強い、VISAはアメリカ圏に強い
- Apple Payを使う場合はMastercardが優秀
- カード本体でNFC決済をするならVISA
- VISA限定、Mastercard限定のキャンペーンも開催実績あり
MastercardとVISAのメリット
ここまで世界シェア率やApple Payなどについて比較をしてきましたが、総合的にどちらの国際ブランドが優れているのでしょうか。
Mastercardのメリット
まずはMastercardのメリットを見てみましょう。
- 世界2位のシェア率
- ヨーロッパ圏で強い
- Apple Pay・NFC決済◎
やはりヨーロッパ圏でのブランドにはMastercardが一番強いです。
また、VISAでは利用シーンが限られているApple Payも全てのシーンで利用可能なので、iPhone1つで決済を済ませたい方におすすめです。
コストコで唯一利用できる国際ブランドがMastercardのみというところもポイントです。
コストコで購入する機会が多いという方は、Masteracardを選択するとクレジットカードのポイントも多く付きやすいですよ。
VISAのメリット
次にVISAのメリットを見てみましょう。
- 世界1位のシェア率
- ヨーロッパ圏以外に強い
- セキュリティが強い
VISAは加盟店が多く世界シェア率が1位というところが大きな注目ポイントです。
日本国内においても取り扱う加盟店が多いため、VISAブランドであればお買い物に困ることはありません。
そのほか、VISA認証サービスがあるのでセキュリティが他のブランドと比べ強いところもポイントです。
このようにそれぞれのメリットを見ると、どちらも魅力が多いため優劣を付け難いです。
結論を言えば、人によってどちらの方が優秀に見えるかが異なるでしょう。
そのため、自分の使いたい環境や利用シーンに合わせてブランドを選ぶことをおすすめします。
- どちらも魅力が多く、客観的に優劣を付けるのが難しい
- 人によってどちらが優秀に見えるかが異なる
- 自分の使いたい環境に合った方を選ぶのがおすすめ
Mastercardがおすすめな人の特徴
dカード/dカード GOLDのMastercardを選ぶべきなのは、主に以下のような人です。
- ヨーロッパ圏で利用することが多い人
- iDを最大限活用したい人
- コストコをよく利用している人
Mastercardはヨーロッパ圏に強いカードなので、旅行などでヨーロッパ圏に行くことが多い人におすすめです。
さらに、Mastercardであれば街の店舗からオンラインショップなど、幅広いiD利用に対応しています。
VISAだと街のお店でしか使えないので、こちらは大きな違いです。
また、コストコに唯一対応しているのがMastercardです。コストコをよく利用している方はMastercardの方が向いていると言えます。
VISAがおすすめな人の特徴
dカード/dカード GOLDのVISAを選ぶべきなのは、主に以下のような人です。
- 海外でクレジットカードをよく使う人
- セキュリティの強いカードが欲しい人
世界シェア率1位ということもあり、海外の店舗で決済する際に困らないのもVISAの魅力です。
加えてVISA認証サービスがあるので、Mastercardよりもセキュリティ面が強いです。
実際にVISAを用いてネット上などで決済を行う際、自分で決めたパスワードの入力を求められるので安心できます。
クレジットカードは重要な情報が入ったカードであるため、なるべく安全に使いたい方にもVISAはおすすめと言えるでしょう。
dカードの国際ブランドを変更する方法
dカード/dカード GOLDを発行時に国際ブランドを選択し、その後ブランドを変更することは可能なのでしょうか。
結論から述べると同じクレジットカード番号でブランドの変更はできません。
カードを一度解約後、数日経ってから変更したいブランドでdカード/dカード GOLDを申し込むとブランドの変更はできます。
ただしこの場合クレジットカードの番号などは全て新しくなるので、慎重に検討してみてください。
dカードの国際ブランドでよくある質問
最後にdカード/dカード GOLDの国際ブランドに関するよくある質問を3つ厳選して紹介します。
本カードと家族カードで国際ブランドを別々にできる?
国際ブランドを変更できる?
変更したい場合は一度カードを解約してから新規申し込みをする必要があります。
dカードからdカード GOLDにアップデートする時国際ブランドを変更できるか
国際ブランドに関するよくある質問としては、やはり国際ブランドをカード所有中に変更できるかというところですね。
一度国際ブランドを選ぶと、家族カードやdカード GOLDへのアップデート時にもそのまま同じ国際ブランドとなります。
家族と使用する際や数年後アップデートすることを考えて、選択したい国際ブランドで使用に影響がないかも考えておきましょう。
dカード活用で楽してお得なクレカライフを送ろう
ここまでdカード/dカード GOLDの国際ブランドについて特徴を比較していきました。
dカード/dカード GOLDは入会特典も豪華なので、新規発行を考えている方は多いのではないでしょうか。
新規申し込み時に選ばなければいけない国際ブランドは、一度選ぶと途中で変更はできませんので、どちらを利用したいか検討してみてくださいね。