2023年9月13日にAppleの新製品発表イベントが開催されました。そこでiPhone15の発表がありました。
過去のiPhoneで好評だった指紋認証機能ですが、iPhone15シリーズに搭載されるのか気になる人も多いでしょう。
そこで当記事ではiPhone15で指紋認証は復活するのか?を解説。
先に結論をまとめますと、指紋認証は復活しないです。
ぜひiPhone15予約の参考にしてみてください。
Appleは2023年9月13日(水)午前2時から新製品発表イベントを開催し、そこでiPhone 15シリーズが発表され...
iPhone15は指紋認証の復活無しが決定!つかない理由は顔認証
iPhone15に指紋認証は復活しません。
Appleを追う著名アナリスト達が「指紋認証復活はほぼない」と予想した意見も多く、正しかったです。
I previously predicted iPhones would support under-display fingerprint sensing/Touch ID in 2023 at the earliest. But the latest survey indicates new iPhones in 2023 & 2024 may not adopt under-display Touch ID. Face ID with a mask on iPhone is already a great biometrics solution.
— 郭明錤 (Ming-Chi Kuo) (@mingchikuo) March 30, 2022
Ming-Chi Kuo氏は「FaceIDは既に立派な生体認証ソリューションだ」と言っています。
つまりMing-Chi Kuo氏は、セキュリティ面は顔認証(FaceID)で十分と考えているようです。
他には、著名アナリストのMark Gurman氏も指紋認証は復活しないと述べています。
According to Mark Gurman, Apple has tested under-display Touch ID for years, however, he does not expect Touch ID to return with the iPhone 15 or any future iPhones. Should Apple bring back Touch ID or continue to stick with Face ID? pic.twitter.com/pzj4f6p0db
— Apple Hub (@theapplehub) October 7, 2022
iOSアップデートにより顔認証が進化を続けていることからも、顔認証から指紋認証に移行する可能性は今後も低いと思えます。
iPhone15の指紋認証に関するリーク情報まとめ
2023年発売予定のiPhone15の指紋認証に関するリーク情報を振り返ります。
- Ming-Chi Kuo氏が2023・2024は指紋認証が復活しない
- Mark Gurman氏もiPhone15に指紋認証はないと予想
- 噂ではAppleの指紋認証開発チームが顔認証開発チームへ移った
著名アナリストなどからiPhone15に指紋認証はないという声が多いことからも、指紋認証復活の線はほぼないことは予想通りでした。
Appleが指紋認証ではなく顔認証の進化に注力しているという噂も、これまでの顔認証の進化をみれば納得できます。
iPhone15には顔認証(Face ID)が搭載
iPhone15には顔認証が搭載されます。
これまでのiPhoneは、指紋認証か顔認証が生体認証となっています。
指紋認証がないので、もう1つの生体認証方法である顔認証
Appleが現在も顔認証の研究を続けていることから、顔認証が搭載されないことはないと予想します。
iPhone15の顔認証(Face ID)はマスク時でも認証可能
iPhone12以降でiOS 15.4 以降の端末では、顔認証(Face ID)はマスク時でも認証可能です。
iPhone15でもこれまで同様に、マスク時でも認証ができると予想できます。
反対に、iPhone15のみがマスク時の認証ができない可能性は極めて低いでしょう。
Apple公式ページ(Face ID)には、「マスクをしてもしていなくても、他人が認証できてしまう確率は100万分の1程。」と書かれています。
マスクの有無が関係ないのであれば、わざわざその機能をiPhone15のみ非対応にする必要がありませんよね。
よって、iPhone15も引き続きマスク時の認証が可能であるだろうと予想できます。
iPhone15の指紋認証はなぜ復活しない?3つの理由を解説
iPhoneX以降のホームボタンのない全画面iPhoneでは、なぜ指紋認証が復活しないのでしょうか。
その理由として、下記の3つが特に大きな問題だと予想します。
上記3つについて、これから詳しく解説していきます。ぜひ参考にしてください。
セキュリティの問題
1つ目はセキュリティ面の問題があげられます。
Apple公式ページ(Touch ID)には、「指紋登録1つにつき、無作為に集められた人と一致する可能性は5万分の1程。」とあります。
無作為に選ばれた人で認証が通ってしまう確率は、前述したFace IDでは100万分の1です。
対して、指紋認証は5万分の1とかなり差がありますよね。
5万分の1でも安全ではありますが、より安全であるに越したことはありません。
よって、最新のiPhoneであえてセキュリティ面が弱い指紋認証を採用するとは考えにくいのです。
ディスプレイ・デザインの問題
2つ目はディスプレイやデザインの問題があげられます。
iPhoneX以降のiPhoneは、ディスプレイ上部の「ノッチ」と呼ばれる部分にFace IDやインカメラが搭載されています。
iPhone14Proシリーズではノッチ部分が進化し、「Dynamic Island」が採用され、さらに液晶部分の領域が増えました。
このDynamic IslandはiPhone15にも採用されるのではと予想されています。
進化したノッチ部分(Dynamic Island)から、あえてFace ID機能が撤廃されるとは考えにくいでしょう。
また、指紋認証を復活するのであれば、ホームボタンもしくはホームボタンに変わる指紋認証のボタンをどこに設置するのかがネックになるはずです。
実装にかかるコストの問題
3つ目の問題は、指紋認証を復活させるには実装にコストがかかる点があげられます。
iPhoneX以降からiPhoneのディスプレイからホームボタンがなくなりました。
ということは、新型iPhoneで指紋認証を復活させるためには、ホームボタン以外の方法を新しく考えなければいけません。
例えば、ディスプレイ内に指紋認証機能を搭載するなどです。
しかし、新機能の搭載にはコストがかかるのは必然と言えます。
コストがかかると本体価格も値上げされるはずです。
iPhoneXからこれまで販売価格をあまり変えていないAppleが、値上げに踏み切る可能性は低いとみていいでしょう。
指紋認証の搭載が今後あるとすれば、Appleで指紋認証の開発が進み、コストが安定したらになるのではと予想します。
iPhoneの指紋認証がついている機種一覧
iPhoneの指紋認証機能がついている機種をおさらいしてみましょう。
2023年8月現在で指紋認証機能がついているiPhoneは下記があります。
- iPhone SE3 (第3世代)
- iPhone SE2 (第2世代)
- iPhone 8 Plus
- iPhone 8
- iPhone 7 Plus
- iPhone 7
- iPhone 6s Plus
- iPhone 6s
- iPhone 6 Plus
- iPhone 6
- iPhone SE (第1世代)
- iPhone 5s Plus
2023年現在でも発売されているiPhoneSE3(第3世代)では、指紋認証機能が搭載されています。
廉価版モデルであるiPhoneSEシリーズを除けば、iPhoneの指紋認証はiPhone8シリーズが最後です。
iPhone8の発売は2017年と既に6年程経過しています。
最新モデルでの指紋認証の実装から、かなり年月が経っていることがわかりますね。
指紋認証が搭載されているiPhoneを探している人は、最新のiPhoneSE3の購入を検討されてみてはいかがでしょうか。
iPhone15は指紋認証がつかない
現在Appleは顔認証の更なる進化に注力しているとされています。
さらにセキュリティ面なども考えると、指紋認証はiPhone15では復活しないのは当然です。
著名アナリスト達からも指紋認証が搭載されるという意見は少なく、顔認証でセキュリティ面は十分という声もあります。