iPhone14のカメラ
  • 2023年3月10日
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※本記事は2023年3月10日に作成された記事です。最新情報は公式ページをご確認ください。

iPhone14(Plus/Pro/Pro Max)のカメラ性能まとめ|画素数・出っ張りは?

2022年の新型iPhoneとして発売されるiPhone14は、2022年9月8日(木)のApple Eventにて発表されました。

iPhone14シリーズのProバージョンでは、メインカメラが噂通り4,800万画素になりました。

また、インカメラにも新機能が搭載されています。

この記事では、これまでよりもかなり性能アップしたiPhone14シリーズのカメラ性能をまとめました。

iPhone14シリーズへの買い替えを検討している方や、カメラ好きの方はぜひ参考にしてみてくださいね。

iPhone14に新色が登場!

iPhone14/Plusのカラー

iPhone14シリーズの概要

iPhone14カラー6色
iPhone14

まずは発売されるiPhone14シリーズの4機種をおさらいします。

  • iPhone14
  • iPhone14 Plus
  • iPhone14 Pro
  • iPhone14 Pro Max

「Pro」がついている2機種が上位モデルで、「Pro」がついていない機種よりも性能が上です。

当然カメラ性能もProモデルの方が良くなっています。

本記事では「Pro」がついていないiPhone14とiPhone14 Plusを標準モデルと称します。

iPhone14の標準モデルのカメラ性能は、画像数だけ見ると前モデルであるiPhone13と大きく違いません。

しかし、画素数だけで良し悪しが決まらないのがカメラの世界。画素数以外の部分で進化が見られます。

iPhone14シリーズのカメラ性能の進化について見ていきましょう。

iPhone14のカメラスペック

iPhone14Proカメラ
iPhone14 Proカメラ

まずは基本となるiPhone14のカメラスペックを確認しましょう。

進化した点がわかりやすいように、iPhone13シリーズと比較して見てみます。

まずは標準モデルのiPhone14とiPhone13の比較です。

iPhone14/Plusのカメラスペック

項目iPhone14/PlusiPhone13/mini
カメラデュアルカメラ
・メイン:1,200万画素/F1.5
・超広角:1,200万画素/F2.4
デュアルカメラ
・メイン:1,200万画素/F1.6
・超広角:1,200万画素/F2.4
インカメラシングルカメラ
1,200万画素/F1.9
オートフォーカスに対応
シングルカメラ
1,200万画素/F2.2
ノッチありあり
ビデオ撮影4K対応4K対応
シネマティックモード4K対応4K非対応
アクションモード対応非対応
手ぶれ補正センサーシフト光学式センサーシフト光学式

続いて上位モデルのiPhone14 Pro/Pro MaxとiPhone13 Pro/Pro Maxを比較します。

iPhone14 Pro/Pro Maxのカメラスペック

項目iPhone14 Pro/Pro MaXiPhone13 Pro/Pro Max
カメラトリプルカメラ
・メイン:4,800万画素/F1.78
・超広角:1,200万画素/F2.2
・望遠:1,200万画素/F2.8
トリプルカメラ
・メイン:1,200万画素/F1.5
・超広角:1,200万画素/F1.8
・望遠:1,200万画素/F2.8
インカメラシングルカメラ
1,200万画素/F1.9
オートフォーカスに対応
シングルカメラ
1,200万画素/F2.2
ノッチパンチホール(楕円型)あり
ビデオ撮影4K対応4K対応
シネマティックモード4K対応4K非対応
アクションモード対応非対応
手ぶれ補正第2世代のセンサーシフト光学式センサーシフト光学式

大きく変わった点については後述します。

画質はカメラの性能の他に、CPUの性能にも影響されます。

カメラセンサーの制御やAI処理を行うのがCPUだからです。

iPhone14シリーズは上位モデルと標準モデルで搭載されるCPUが違います。

これはiPhoneの歴史の中で初めてです。

iPhone14シリーズ以外のiPhoneは、ナンバリングが同じならば同じCPUが搭載されてきました。

売れるモデルに影響が出るのか興味津津です。

iPhone14 Pro/Pro Maxでは4,800万画素カメラ搭載

iPhone14 Proのカメラ
iPhone14 Proのカメラ

画素数でカメラ性能の良し悪しは決まらないと言いましたが、それでも性能を決めるファクターのひとつですので、良いに越したことはありません。

上位モデルのiPhone14 Pro/Pro Maxでは、iPhone13 Proの1,200万画素から大幅にアップして4,800万画素に進化しています。

標準モデルのiPhone14/Plusでは、これまでのiPhone13 Proと同じく1,200万画素のダブルカメラです。

それでは一旦まとめます。

iPhone14シリーズのカメラの数と画素数
  • iPhone14
    ・メイン:1,200万画素
    ・超広角:1,200万画素
  • iPhone14 Plus
    ・メイン:1,200万画素
    ・超広角:1,200万画素
  • iPhone14 Pro
    ・メイン:4,800万画素
    ・超広角:1,200万画素
    ・望遠:1,200万画素
  • iPhone14 Pro Max
    ・メイン:4,800万画素
    ・超広角:1,200万画素
    ・望遠:1,200万画素
画素数とは
画像データを構成する最小単位を表す画素の数のことです。同じ画像サイズでも画素数が大きい方がきめ細かく、綺麗に写る。
引用元:人に教えたくなるスマホカメラを選ぶポイント!画素数もだけど他に何が…!?|AQUOS:シャープ

なんですが、画素数の大きさが画質の良さに直結しないのがカメラの奥深いところです。

他にも「イメージセンサー」と「F値」が重要で、このバランスが画質を決定します。

iPhone14 Proで実際に撮った写真

目黒雅叙園の百段階段で「和のあかり」という、iPhone14 Proの性能を試せるうってつけの企画があったので行ってきました。

ではでは、言葉であーだこーだ書いてもアレなので実際に画像を見てみましょう。

金魚の提灯

風鈴

蜘蛛の巣の影

和のあかり

傘のあかり

傘のあかり

妖怪の提灯

iPhone14ではF値の改善により、暗所での性能が上がりました。

光を通す量が増えているため、今までよりも明るく撮ることができます。

実際に行ってないとわからないことですが、現場は確かに暗かったです。

それでも今自分で写真を見て、明るく撮れたなって思います。

iPhone14 Pro/Pro Maxのカメラ部分の出っ張りを測ってみた

iPhone14Pro
iPhone14 Proのカメラ

Appleの公式情報では、本体の厚さ(7.85mm)は公表されていますが、カメラ部分を含んでいない厚さです。

というわけで実機が手元に届いたので、カメラ部分の厚さを測ってみました。

アナログに物差しで測っているため、若干の誤差が生じることは予めご了承下ください。

iPhone14Proの厚さ
iPhone14Proの厚さ

iPhone14 Proのカメラ部分の厚さは12mmでした。

これが厚いかどうかを判断するために、iPhone13 ProとiPhone12 Proの同じ部分の厚さも測ってみました。

iPhone13Proの厚さ
iPhone13 Proの厚さ
iPhone12Proの厚さ
iPhone12 Proの厚さ

まとめると以下の通りです。

  • iPhone14 Pro:厚さ12mm
  • iPhone13 Pro:厚さ11.8mm
  • iPhone12 Pro;厚さ10mm

実物を見ると、iPhone14 Proがダントツで出っぱっているように見えたので、iPhone13 Proとの差が0.2mmしかないのは意外でした。

iPhone12 Proは明らかに出っぱっていないのがわかります。

出っぱり以外の部分も測ってみたので、画像を掲載します。

iPhone14 Proのカメラ部分の大きさ

iPhone14Proカメラの幅
iPhone14Proカメラの高さ

iPhone13 Proのカメラ部分の大きさ

iPhone13Proカメラの幅
iPhone13Proカメラの高さ

iPhone12 Proのカメラ部分の大きさ

iPhone12Proカメラの幅
iPhone12Proカメラの高さ

出っぱりだけでなく、カメラ部分全体が大きくなっています。

それでは表にまとめます。

モデル厚さ
iPhone 14 Pro38mm39mm12mm
iPhone 13 Pro36mm36mm11.8mm
iPhone 12 Pro29mm30mm10mm

厚さだけではなく、縦も横も新しくなるにつれ大きくなっていました。

カメラ部分の大きさと、カメラ性能は比例しているのかもしれませんね。

章の最後にiPhone14 シリーズの本体サイズの大きさもまとめておきます。

※参考 iPhone14シリーズの本体サイズ

モデル本体サイズ画面サイズ重さ
iPhone 14146.7mm × 71.5mm × 7.80mm6.1インチ172g
iPhone 14 Plus160.8mm × 78.1mm × 7.80mm6.7インチ203g
iPhone 14 Pro147.5mm × 71.5mm × 7.85mm6.1インチ206g
iPhone 14 Pro Max160.7mm × 77.6mm × 7.85mm6.7インチ240g

iPhone14 Pro/Pro Maxはパンチホールカメラを搭載

iPhone14 Pro
iPhone14 Proのパンチホールカメラ

上位モデルのiPhone14 Pro/Pro Maxでは、ノッチがなくなって楕円型のパンチホールが搭載されました。

これをAppleでは「Dynamic Island」と名付けています。

画面領域が広がるパンチホールは、Androidではよく採用されていますが、これまでのiPhoneではパンチホールは採用されてきませんでした。

Appleのイベントを見ていて、この楕円型のパンチホール「Dynamic Island」こそが、iPhone14の上位モデルを選ぶモチベーションになると思いました。

このDynamic Island、アニメーションつきで動くんです!

こうなったり↓

iPhone14
iPhone14 Proのパンチホール1

こう変化したり↓

iPhone14
iPhone14 Proのパンチホール2

こうなったり!

iPhone14

もうめちゃくちゃ素敵でした。

ノッチにしろ、パンチホールにしろ、いかに邪魔にならないようにと苦心しそうなところですが、Appleはそこをデザインに昇華してきました。

あーぜひ動くDynamic Islandを体験して欲しいです!

iPhone14シリーズのフロントカメラはオートフォーカスに対応

iPhone14のフロントカメラ
iPhone14のフロントカメラ

iPhone14シリーズでは、フロントカメラが大幅にアップグレードし、オートフォーカスに対応しました。

さらに絞り値(F値)も1.9に進化し、より明るく撮れるようになりました。特に暗いところでその効果は強く実感できでしょう。

比較するとiPhone13 Proの絞り値は2.2です。

絞り値(F値)とは
カメラのレンズの明るさを表した数値。F値の数字が小さいほど「たくさんの光を通すことができる=明るいレンズ」になります。
引用元:人に教えたくなるスマホカメラを選ぶポイント!画素数もだけど他に何が…!?|AQUOS:シャープ

iPhone14 Pro/Pro Maxのビデオ撮影の進化点

iPhone13とiPhone14の4K撮影
iPhone14 Proの4K撮影

8K撮影に対応するかも、と噂がありましたが、それは叶いませんでした。

iPhone13 Proからの進化点は2つあります。

iPhone13 Proからの進化点
  • シネマティックモードで4K撮影(30fps or 24fps)
  • アクションモード追加
    →動きながら撮影しても、揺れや動きに合わせて自動で調整を行い、滑らかな動画が撮れる機能

「シネマティックモード」と「4K」どちらも理解していないとどんな動画が撮れるか理解できませんね。

それではおさらいとして、2つのワードを解説します。

シネマティックモードとは
被写体をきれいに見せながら、前景や背景を美しくぼかして撮影できる機能です。もちろん焦点をあてる人を変更したり、背景のぼかし具合を調整することも可能です。
4Kとは
3,840 × 2,160の解像度のことです。水平方向の画素数が約4,000あるため4Kと言います。2,160は垂直方向の画素数ですが、こちらはyoutubeなどの画質設定で使用されていて「2160p60」などのように表示されます。ちなみに後ろの「60」はfpsの値です。

2つのワードから脳内でどんな動画が撮れるか想像できましたか。

テキストでなんとかまとめると「背景をぼかして被写体をくっきり際立たせて、大画面でも美しい動画」が撮れるということだと思います。

動画の説明はテキストで見るよりも、百聞は一見にしかず、実際に動画を見てみるのが1番ですね。

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iPhone14シリーズで最新のカメラを楽しもう

iPhone14Pro
iPhone14Proカメラ

この記事では、今秋発売のiPhone14シリーズをカメラ性能に焦点をあてました。

今年のiPhone14シリーズは急激な円安の影響もあり価格アップしましたが、カメラ性能には新たな機能が追加されています。

価格は上がりますが、4,800万画素のカメラやノッチの無いすっきりとした画面を使ってみたいなら、iPhone14 Pro/Pro Maxの購入を検討しましょう。


この記事を書いた人
naccya
夫とこどもと猫の3人+2匹家族。スマホはAndroid派。ハイスペックは使いこなせないので安くて使い勝手が良いほうが嬉しいライトユーザー。 猫を常時愛でるために、自宅に籠って仕事しています。